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「これまでで最悪」アジア大会で絶たない選手宿泊施設トラブルにOCA「懸念ない」 海外メディアは痛烈「激しい批判の的となっている」

THE DIGEST編集部

2026.09.19

アジア大会の宿泊コンテナ。(C)Getty Images

アジア大会の宿泊コンテナ。(C)Getty Images

 第20回アジア競技大会(愛知・名古屋)が9月19日、午後6時に開会式が始まる。開幕を直前に控え、選手の生活拠点となる宿泊施設のトラブルが相次いで明らかになり、海外チームから苦情が多数寄せられていることが分かった。

 今大会の宿泊施設に関しては当初、名古屋競馬場の跡地(名古屋市港区)に選手村を建設し、約1万人が利用する予定だった。しかし、建設資材の高騰などで大幅な建設費が見込まれる状況となったことから方針転換。代替の宿泊施設として、名古屋港ガーデンふ頭にコンテナ型の移動式宿泊施設の建設や大型のクルーズ船が使用された。

 しかし、開会式を前に海外からの選手団が入村してから見過ごないトラブルが発生している。大会に参加した韓国のバスケットボール選手によると、配管からの水漏れや寝心地の悪さなどをSNSに発信して苦情が明らかになった。タイの大衆日刊紙『kapook』は、選手村の宿泊施設の状況について「土曜日に愛知・名古屋で始まる第20回アジア競技大会が開幕するにあたり、現在最も話題になっていることの一つだ。開会式を前にして、激しい批判の的となっている」と説明している。
 
 同メディアは、韓国バスケットボール協会のチョン・ジェヨン副会長の声明を紹介。「日本当局は、選手の部屋としてコンテナやクルーズ船まで用意しており、従来の選手村の形態とは一線を画す斬新で型破りな光景を作り出している。ところが、これまで見た中で最悪の宿泊施設だ。身長2メートルを超える選手たちが、ベッドの上で足を完全に伸ばすことさえできないのは非論理的だ」と今大会の施設を非難した。 

 続けて「これらの輸送コンテナは、約2000人の選手の宿泊施設として使用される予定で、災害時には避難場所として再利用できるよう設計されていたが、苦情が絶えていない。特に名古屋で記録的な豪雨が発生し、広範囲に洪水が発生した際には、選手たちはコンテナからの避難を余儀なくされた。会場の一部でも水漏れが発生した」と会場の不備を指摘した。

 ただ当初、日本はアジア大会に約1万5000人の選手とスタッフが参加すると見込んでいた。しかし、8月中旬にアジアオリンピック評議会(OCA)から、パデルやテックボールなど新たな競技種目の追加により全43競技と規模が膨らみ、参加者数が約1万7000人に増加する見込みとなった。OCAのフセイン・ムサラム事務局長は18日の会見で、「全ての選手が参加できる可能性と機会を持てるよう、選手を犠牲にしないことを選んだ」と強調した。

 一部の選手が施設に宿泊できないトラブルがあったとされる問題について、同事務局長は「施設の割り当ては完了している。懸念点はない」と話している。

「アジア版オリンピック」と称される祭典は、開幕前から早くも正念場となっている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「明らかに小さい」海外が酷評したアジア大会コンテナ宿舎の内部映像
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