32年ぶりに日本で開催されている愛知・名古屋アジア大会は10月1日、愛知国際アリーナで柔道の女子70キロ級決勝が行なわれ、21歳の前田凛がカザフスタンのアザル・アスカトを合わせ技一本で勝利し、金メダルを獲得した。準々決勝では中国選手に左腕を噛まれる、まさかのアクシデントに見舞われた。なぜ柔道精神に反する蛮行は起きたのか。連日現地で取材をする「THE DIGEST」は関係者らに話を訊いた。
「反則、反則!見せとけ、見せとけ!」
日本のコーチ席で早川憲幸コーチから怒りの声が飛んだ。中国選手が噛みつき行為で反則負けになる世紀の珍事が起きたのがそれだ。
経緯をまず、振り返る。前田と中国の唐婧の一戦で、開始の組み手争いから唐婧が寝技に引き込む。前田が態勢を変えながら覆い被さり押さえ込みにいく流れの中で、唐婧が下から前田の左上腕にガブリ。場外にもつれて審判が「待て」をかけるまで約20秒以上も道着の上から噛み続けた。それでも前田は寝技をかけ続けている。壮絶な痛みに耐えながら...。
両者は立ち上がると、すぐに前田は審判に腕を噛まれたことをアピール。左手首付近には嚙まれた相手の歯型がくっきりと残っていた。その悪質行為は国際映像のリプレー映像でも流された。
この試合を解説した2008年北京、16年リオ五輪銅メダリストの中村美里さんも「すごい噛んでますね」と唖然。「道着の上から噛んでいるなら、わざとに近いですね」「思い切り嚙まなければ、あんな形にならない。嚙む行為は反則になりますので」と、故意があったと主張。「あれだけの歯型はかなり痛かったんじゃないですか」「相当嚙んでいたと思います」と続け、驚きを隠せなかった。
その後、しばらく試合は止まったが、審判は唐婧の反則負けを宣告。前田の準決勝進出が決まった。同選手は「なぜだ?」といった困惑気味で、納得いかない様子。中国のコーチも「口に当たっただけ」というようなジェスチャーをみせていたが判定は覆らず。不満そうな顔を浮かべながら、しぶしぶ握手をして畳を降りた。選手に取材が許されるミックスゾーンで「THE DIGEST」は唐婧に話を訊こうとしたが、同選手は「No」と取材を拒否。控室へと消えてしまった。
「反則、反則!見せとけ、見せとけ!」
日本のコーチ席で早川憲幸コーチから怒りの声が飛んだ。中国選手が噛みつき行為で反則負けになる世紀の珍事が起きたのがそれだ。
経緯をまず、振り返る。前田と中国の唐婧の一戦で、開始の組み手争いから唐婧が寝技に引き込む。前田が態勢を変えながら覆い被さり押さえ込みにいく流れの中で、唐婧が下から前田の左上腕にガブリ。場外にもつれて審判が「待て」をかけるまで約20秒以上も道着の上から噛み続けた。それでも前田は寝技をかけ続けている。壮絶な痛みに耐えながら...。
両者は立ち上がると、すぐに前田は審判に腕を噛まれたことをアピール。左手首付近には嚙まれた相手の歯型がくっきりと残っていた。その悪質行為は国際映像のリプレー映像でも流された。
この試合を解説した2008年北京、16年リオ五輪銅メダリストの中村美里さんも「すごい噛んでますね」と唖然。「道着の上から噛んでいるなら、わざとに近いですね」「思い切り嚙まなければ、あんな形にならない。嚙む行為は反則になりますので」と、故意があったと主張。「あれだけの歯型はかなり痛かったんじゃないですか」「相当嚙んでいたと思います」と続け、驚きを隠せなかった。
その後、しばらく試合は止まったが、審判は唐婧の反則負けを宣告。前田の準決勝進出が決まった。同選手は「なぜだ?」といった困惑気味で、納得いかない様子。中国のコーチも「口に当たっただけ」というようなジェスチャーをみせていたが判定は覆らず。不満そうな顔を浮かべながら、しぶしぶ握手をして畳を降りた。選手に取材が許されるミックスゾーンで「THE DIGEST」は唐婧に話を訊こうとしたが、同選手は「No」と取材を拒否。控室へと消えてしまった。
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