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井上康生団長が過去最高成績のアジア大会を総括 アスリートへの誹謗中傷は合計21万6714件 747件に削除申請「大多数は応援コメントだが…」

THE DIGEST編集部

2026.10.04

統括会見に出席した井上康生団長。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

統括会見に出席した井上康生団長。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 32年ぶりに日本で開催されている愛知・名古屋アジア大会は10月4日、名古屋市にあるメインメディアセンターで日本オリンピック委員会(JOC)の総括記者会見が行なわれ、チームジャパン本部の団長・井上康生氏らが登壇。ここまでの大会を総括して振り返った。

 井上団長は、「本日でこのアジア競技大会が閉幕するわけですが、長いようで早い時間だったなと改めて感じている」と切り出し、「今大会は、(1994年の)広島以来32年ぶりの開催であり、我々にとっても大変貴重な機会だったなと思っています。このチームジャパンにおきましては、今回は分散型の試合ではあったと思いますが、事前にも様々な取り組みを行う中で、チーム一体感の醸成を図り、そして大会期間中も、バラバラな場所とはいえ、お互いがお互いを刺激し合い、そして高め合い、本当に素晴らしいチームジャパンができていただけたのではないかなと思います」と述べた。

 競技成績に関しては、まだ一部競技(障害馬術)が残っていることを前置きしたうえで、「83個の金メダルを含む269個のメダルを獲得した」と過去最高の成績を報告。「32年ぶりの国内開催という貴重な機会のなか、選手一人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮してくれた」と選手や関係者への感謝を示した。

 副団長の水鳥寿思氏は、過去最高成績の要因として事前のコンディショニングガイドの整備やチームビルディング、メディカルスタッフの配置などを挙げた。また、久屋大通りに設置したチームジャパンのオフィシャルレストランについて、「チームジャパンの選手同士や地域の方々との交流の場となり、分散開催ながら一体感を共有できた」と振り返った。「選手とつながれたり、あるいは愛知県の皆さんとつながれたり、非常にいい大会だった」と満足した表情を浮かべた。
 
 また、近年の五輪や国際大会において問題視されているアスリートへの誹謗中傷対策についても報告。10月3日の12時時点でSNSやヤフーコメントなど合計21万6714件のコメントを収集し、うち747件について削除申請を実施したという。「大多数は応援コメントだが、さらなる対策が必要」との認識も示した。

 4日の午後6時から行なわれる閉会式の日本選手団の旗手は、競泳の17歳・大橋信が務めることも発表された。井上団長は今大会の男子200m平泳ぎで2分04秒83の世界新記録に触れ、「競技成績というところにおいて素晴らしい結果を残された部分があり、また次世代の選手というところでも、日本選手団に大きな力を次なるところで与えてくれる象徴的な選手だと判断して、選ばさせていただきました」と選出理由を説明した。そして「今大会の成果と課題を分析し、(2028年の)ロサンゼルスオリンピックへしっかりとつなげていきたい」と締めくくった。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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