愛知・名古屋アジア大会の柔道女子70キロ級で起きた“噛みつき”騒動をめぐり、中国国内でも波紋が広がっている。
10月1日に行なわれた準々決勝で日本の前田凛と対戦した中国の唐婧は、寝技の攻防のなかで前田の左腕に口を当て、反則負けを宣告された。前田の腕には歯型が残り、試合後には中国選手側が「偶然口に当たっただけ」といった趣旨のジェスチャーを見せたものの、判定は覆らなかった。唐婧はその後の取材にも応じず、敗者復活戦も欠場している。
日本国内では「悪質な行為」「永久追放を」といった厳しい声が相次いだ一方、中国でもこの一件に対する関心は高まっている。実際、中国のスポーツメディア『捜狐』も4日、再びこの騒動を報じ、今回の反則をめぐって異なる視点を提示した。
『捜狐』は、日本メディアの報道を紹介する形で、前田の腕に歯型が残ったことや、審判が映像を確認したうえで唐婧を反則負けとした経緯を伝えている。その一方で、「本当に故意だったのか」という点については慎重な見方も示した。
同記事では、公開されている情報だけでは試合の全体像を十分に確認できず、噛みついた瞬間の映像や傷の状態をめぐっても議論の余地があると指摘。「うっかり噛んだ可能性」や、組み合いのなかで偶発的に口が腕に触れた可能性を完全には排除できないとの論調を展開している。さらに、今回の件を一方的に「故意の噛みつき」と断定することには慎重であるべきだとの疑問も投げかけた。
もっとも、中国国内の反応が唐婧に同情的というわけではない。むしろ、記事に寄せられたコメントには「言い訳をするな」「うっかりで済むのか」「恥を知れ」といった厳しい声も見られ、処分を求める意見まで飛び出している。
つまり、今回の騒動は日本国内だけでなく、中国国内でも依然として反響が収まっていない。中国メディアからは判定や「故意性」を疑問視する見方が出る一方、ネット上では唐婧への批判も広がるなど、論調は一枚岩ではないようだ。
前田はその後、準決勝と決勝を勝ち抜いて金メダルを獲得。対照的に、唐婧は騒動の渦中で大会を去ることになった。今後、中国柔道界やアジア柔道連盟などから、この一件について正式な説明や追加処分があるのかにも注目が集まりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】前田の腕に歯型がくっきり残る“噛みついた”決定的瞬間
10月1日に行なわれた準々決勝で日本の前田凛と対戦した中国の唐婧は、寝技の攻防のなかで前田の左腕に口を当て、反則負けを宣告された。前田の腕には歯型が残り、試合後には中国選手側が「偶然口に当たっただけ」といった趣旨のジェスチャーを見せたものの、判定は覆らなかった。唐婧はその後の取材にも応じず、敗者復活戦も欠場している。
日本国内では「悪質な行為」「永久追放を」といった厳しい声が相次いだ一方、中国でもこの一件に対する関心は高まっている。実際、中国のスポーツメディア『捜狐』も4日、再びこの騒動を報じ、今回の反則をめぐって異なる視点を提示した。
『捜狐』は、日本メディアの報道を紹介する形で、前田の腕に歯型が残ったことや、審判が映像を確認したうえで唐婧を反則負けとした経緯を伝えている。その一方で、「本当に故意だったのか」という点については慎重な見方も示した。
同記事では、公開されている情報だけでは試合の全体像を十分に確認できず、噛みついた瞬間の映像や傷の状態をめぐっても議論の余地があると指摘。「うっかり噛んだ可能性」や、組み合いのなかで偶発的に口が腕に触れた可能性を完全には排除できないとの論調を展開している。さらに、今回の件を一方的に「故意の噛みつき」と断定することには慎重であるべきだとの疑問も投げかけた。
もっとも、中国国内の反応が唐婧に同情的というわけではない。むしろ、記事に寄せられたコメントには「言い訳をするな」「うっかりで済むのか」「恥を知れ」といった厳しい声も見られ、処分を求める意見まで飛び出している。
つまり、今回の騒動は日本国内だけでなく、中国国内でも依然として反響が収まっていない。中国メディアからは判定や「故意性」を疑問視する見方が出る一方、ネット上では唐婧への批判も広がるなど、論調は一枚岩ではないようだ。
前田はその後、準決勝と決勝を勝ち抜いて金メダルを獲得。対照的に、唐婧は騒動の渦中で大会を去ることになった。今後、中国柔道界やアジア柔道連盟などから、この一件について正式な説明や追加処分があるのかにも注目が集まりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】前田の腕に歯型がくっきり残る“噛みついた”決定的瞬間




