東京五輪延期の報道を受け、日本卓球界を牽引する２人、水谷隼と張本智和のコメントが、両選手の所属する木下グループを通じて発表された。

　水谷隼
「以前より明⾔させていただいている通り、東京五輪は僕にとって卓球⼈⽣の⼤きな区切りになると思っています。延期の発表には⼾惑いましたが、この1 年しっかり準備して頑張ります。集⼤成である東京五輪で混合ダブルスと団体戦でのメダル獲得を⽬指して、誰にも負けない強い気持ちをもって練習に臨みます」

　張本智和
「僕⾃⾝、東京五輪に向けて準備しなければいけない課題がまだまだあると焦っていたので、準備の時間が出来たと前向きにとらえようと思います。練習を重ねることが⾃信に変わることを信じて、今できることを⼀つずつやっていき、その時がきた時に、最⾼のパフォーマンスと笑顔をお⾒せできるように気持ちを切らさず頑張ります。今はつらい時期ですが共に⼒を合わせ乗り越えていきましょう︕」
  　卓球は、すでに東京五輪の代表が確定しており、再選考をしない方針を明かしている。水谷は男子団体戦と、今大会から採用される混合ダブルスに伊藤美誠とのペアで出場することになっている。東京五輪を最後に引退することを明言している水谷。有終の美を東京で飾ることを期待したい。

　一方、張本は初の五輪という大舞台に挑む。これまで年上や格上の選手を相手に、勝利してきたが、１年という猶予が与えられたので、気持ちの面でもさらなる飛躍を期待したい。

卓球東京五輪代表選手
●男子　張本智和、水谷隼（ともに木下グループ）丹羽孝希（スヴェンソン）
●女子　伊藤美誠（スターツ）石川佳純（全農）平野美宇（日本生命）

構成●THE DIGEST編集部

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