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実現可能か? 新型コロナ対策の米最高責任者が「プロスポーツ再開」に必要な“3つの条件”を提示

THE DIGEST編集部

2020.04.16

米国コロナ対策のトップが提言する三原則の実現が、スポーツイベント再開のカギに? (C)Getty Images

米国コロナ対策のトップが提言する三原則の実現が、スポーツイベント再開のカギに? (C)Getty Images

 果たして、実現可能なのか。

 新型コロナウイルス対策の米国最高責任者を務める、国立アレルギー感染症研究所所長のアンソニー・ファウチ博士は15日、『スナップチャット』のインタビューに出演し、プロスポーツの再開可能性について言及。実施にあたっての3つのキーポイントを提言した。
 
「スタジアムには誰も入れてはいけません。そして、選手はどの場所でプレーしようとも、巨大なホテルで隔離しなくてはいけません。また、選手は厳重に監視下において、毎週検査を行うのです」

 ファウチ博士の提言をまとめると、再開にあたっては①無観客、②選手の完全隔離、③週次検査の実施、が必要になるということである。一見すると高いハードルのように思われるが、この条件を達成できれば、「7月4日にテレビをつけたら、メジャーリーグの試合がテレビでやっているのでは」とはファウチ博士の言だ。
 
 現在、世界中のほぼすべてのスポーツイベントが中止・延期状態にある。アメリカ国内でも、NBA選手のルディ・ゴベアが3月上旬に感染したことを契機に、シーズン終盤に差し掛かったNBAは無期限の中断。3月20日に開幕予定だったMLBは1試合も行われることなく、スタートの目処も立っていない。その間、新型コロナウイルスは全米中に広まり、感染者数は50万人を超え、2万人以上が命を落としている。

「選手たちがプレーしているのをもう一度、見たいんだ」。暗い状況にあるものの、自身もスポーツ(特に野球)を愛するファウチ博士は、スポーツの持つ“力”を理解している。果たして各団体の長はどんな判断を下すのか。仮に彼の提言がアメリカで実行されれば、日本のスポーツ界にも大きな影響を与えそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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