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フィギュア

「2022年? 考えているわ」ソチ五輪銅メダル・フィギュアのカロリーナ・コストナーが、股関節の手術を経て北京五輪へ意欲!

THE DIGEST編集部

2020.05.04

1月末に股関節の手術を終えたばかりだが、北京五輪に向けて意欲を見せているコストナー。(C)Getty Images

1月末に股関節の手術を終えたばかりだが、北京五輪に向けて意欲を見せているコストナー。(C)Getty Images

 美しさと情熱のパーフェクトな融合。その代名詞と言えるのが、女子フィギュアスケート界で氷上の表現者と呼ばれるカロリーナ・コストナーだ。2014年ソチ五輪の銅メダリストが、自身のスケートや今後の去就について、母国イタリアのスポーツ専門メディア『OA Sport』によるインタビューの中で語った。

 昨年、日本で開催されたアイスショー 『ファンタジー・オン・アイス』で、羽生結弦、紀平梨花や海外のスター選手たちと共演を予定していたコストナーだったが、残念ながら、股関節痛の状態が悪化し出演をキャンセル。今年1月末に手術を受けたとのことだ。

 コストナーは、新型コロナウイルス感染拡大の影響によるロックダウンもあり、リハビリに通う以外は自宅で過ごしていると言う。手術を決断した際にはSNS公式アカウント上で、「目標は、一日も早く氷の上に戻り、皆さんとお会いすること」とメッセージを投稿。昨シーズンは怪我で欠場が続いたが、現役生活のなかで困難に直面するたびにより強くなって戻ってきたコストナーの復帰を多くのファンが待ち望んでいる。
 
 シニア参戦後、2005年世界選手権での国際大会初のメダル獲得(3位)から15年、ベテランとなったコストナーは、「アートの中に可能な限りのテクニックを盛り込んだ演技」を常に目指しているとコメント。また、今も心に刻まれているのは、観客のほか選手たちからも大喝采を浴びた2014年ソチ五輪で銅メダルを獲得したパフォーマンスだと述べた。

 ちなみに昨年、初出場ながらショートとフリーで世界最高得点をマークして、グランプリ(GP)ファイナルを制したアリョーナ・コストルナヤ(ロシア・16歳)は、コストナーの人々を魅了する優雅なスケーティングをお手本にしていると明かしている。

 4歳からスケートを始め、欧州レベルの大会はもとより世界選手権やグランプリファイナルで幾度もメダルを手にしてきたコストナーは今年32歳。第一線で活躍を続けてこれた秘訣は、「フィギュアスケートへの情熱だけ」だと語り、2022年北京五輪へ向け、「挑戦を考えている」と明かした。

 今の最優先は股関節手術からの回復と述べたコストナー。早期復帰を祈ると同時に、5度目の五輪出場を叶え、リンクから感動を届けてくれることに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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