白血病からの復帰を目指している競泳の池江璃花子を追った、NHKスペシャル「ふり向かずに前へ　池江璃花子19歳」が放送された。

　番組は、それまで数々の新記録を打ち立てていた池江が、突然白血病と診断され、その後、過酷な闘病生活を強いられる様子や、406日ぶりにプールへと戻り、再出発へのトレーニングをする姿が収められていた。

　闘病中を振り返り、「起きていることがしんどいっていうか、もはや生きてることもしんどいレベルで体調は悪かった。こんなに苦しいんだったら死んだ方がいいんじゃないか」と本音を漏らした。

　また、406日ぶりにプールに入った時には「めっちゃ気持ちいいんだけど、やばい」と興奮する姿が収められ、プールに生まれて初めて入ったかのような喜びを見せた。
　
　池江は「どん底まで行った人間が、ここまで上がってきたっていう成長を、ちょっとずつでもいいから見せていければ」と今後について語る。
  　放送後、池江は自身のツイッターで「番組見て頂きありがとうございました。いつか皆さんに試合会場で、戻って来た自分をお見せ出来るよう、頑張ります！」と綴った。

　この投稿にファンからは、「本当に感動しました」「すごく勇気をもらえました」「あまり、無理をせず。着実に一歩一歩！」「絶対、復活せぇよ！」「ずっとずっと応援してます！！」「当たり前って本当に奇跡であり、幸せなことなんだと改めて思いました」「自分も現状に負けず努力しようと思いました」といったコメントが殺到している。

　退院をSNSで報告した際には、パリオリンピックを目指すと伝えている池江、少しずつその道のりを歩んでいくことだろう。

構成●THE DIGEST編集部 

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