格闘技・プロレス

新日本プロレスが帰ってくる!万全のロードマップで興行再開。6.9オンラインにて会見を実施

どら増田

2020.06.06

後楽園ホールは2月22日、全国では2月26日の沖縄大会が最後となっている新日本プロレスが、再開へ向け動きだした。

 現在、新型コロナウイルスの影響で、大会を自粛中の新日本プロレスが、再開に向けたオンライン会見を行なうと発表した。

 新日本が最後に大会を行なったのは、今年2月26日の沖縄・沖縄県立武道館(奥武山)大会。新型コロナウイルス感染拡大防止ならびに、緊急事態宣言による自粛要請により、3月の『旗揚げ記念日』シリーズから、今月開催予定だった『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』まで、すでに3カ月以上にわたって無観客試合も含めた全大会を中止にしている。ハロルド・メイ社長によると、「1972年の創業以来、48年の歴史の中でもこれだけ多くの興行を中止にしたのは初めて」だという。

 5月13日にオンライン会見を開いたメイ社長は、「まさに緊急事態」とした上で、無観客試合を行なわなかった3つの理由として「選手、スタッフを感染のリスクから守るため」「会場の使用許可」「会社の社会的責任」をあげた。

 会場に関しては「自前の会場やスタジアムを持っていないことから、無観客試合であっても会場側から断られる場合がある」とのこと。また社会的責任に関しては「新日本は日本プロレス界の最大手であり、社会的責任が伴い倫理観ある行動が求められている。興行の可否については世間からの注目も集まる。緊急事態宣言と自粛要請が出ている現在、新日本が無観客でも試合を行なうことで、『やっぱりこんな時でもプロレスはやるんだな』というネガティブなイメージを世の中に持たれたくない。48年間築いてきた信頼をコロナショックで失いたくない思いがあった」と、これまで無観客試合すら行なわなかった理由を明らかにしている。
 
 大会再開へのロードマップとして、緊急事態宣言の解除や感染者数の減少を見極めた上で、無観客試合から再開するとしていた。宣言が解除されたことにより、新日本も大会再開に向けたこの「ステップ1」に踏み出すことになりそうだ。

 国内だけではなく、アメリカのLA道場でも無観客試合を開催するプランを明らかにしていたが、そこをクリアできれば次は「ステップ2」へ。座席数を半数にし、1席間隔を置くなど、ソーシャルディスタンスの工夫や、衛生面の対策を徹底した上で、観客を入れた興行の再開へと進むはずだ。「ステップ3」は通常興行の再開だが、国内の業界最大手として、万全の形で再開を目指していく。

 まずは6月9日12時からYouTubeライブで行なわれる会見に注目したい。

文⚫︎どら増田

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