格闘技・プロレス

WWE日本公演の開催が中止に! 凱旋できぬ中邑真輔は6人タッグで敗戦

どら増田

2020.06.06

WWE日本公演が中止となり、中邑の雄姿を見られるチャンスはしばらくお預けとなった。写真:萩原孝弘

 世界最大のプロレス団体WWEは、日本版公式ホームページで、7月2日のエディオンアリーナ大阪大会、同3、4日の横浜アリーナ大会の全公演を中止すると発表した。次の日本公演開催は未定。新型コロナウイルスの影響と見られる。WWEでは「また日本のみなさまの前でパフォーマンスをお見せすることをお約束します」。とアナウンスしているが、本国アメリカでも無観客試合を続けており、選手やスタッフが来日できるかどうかも定かではないため、致し方ないところだろう。

 そんな中、6月6日(日本時間)、アメリカ・フロリダ州オーランドのWWEパフォーマンスセンターにて行なわれた主力ブランドのスマックダウンを世界配信した。

 次週のスマックダウンで行なわれるWWEインターコンチネル(IC)王座決定トーナメント決勝戦で激突するAJスタイルズとダニエル・ブライアンがリングで対峙。

 王座を狙うAJは「俺はもっとも偉大な王者になる」と主張すると、ブライアンは「俺たち2人はIC王者としてのビジョンが全然違う。AJは防衛戦で相手を選ぶ臆病者だ。俺は誰だろうと毎週タイトル戦を闘うぞ」と自身のビジョンを示して舌戦を展開する。

 さらにAJがブライアンのコーチでもあるドリュー・グラックに「チャンスをやる」と言って呼び込むと、グラックがAJに襲い掛かって2人のシングルマッチに突入した。

 グラックがドロップキックやジャーマン・スープレックスで攻め込むと、AJがスタイルズクラッシュをブライアンに見せ付けるように狙ったが、その隙にグラックがジャックナイフ式エビ固めでAJを丸め込んで3カウント。AJスタイルズはトーナメント決勝戦を前にグラックにまさかの敗戦を喫してしまう大波乱の展開となった。
 
 日本公演中止で、凱旋がひとまずお預けとなった中邑真輔は、セザーロ、モジョ・ローリーとタッグを組んで、ショーティG&ニュー・デイ(コフィ・キングストン&ビックE)と6人タッグ戦で対戦した。

 先週のロイヤルランブル戦で因縁が勃発した中邑&セザーロとショーティGは、激しく激突。ショーティGがドラゴンスクリューをセザーロに先制すると、中邑はエルボー攻撃でビックEに攻め込んだが、ショーティG&ニュー・デイの連携攻撃でフロッグスプラッシュを食らって劣勢の展開となった。

 さらにショーティGがアンクルロックでローリーを捕まえたが、すかさず中邑がスライディング・ニーでこれをカットしてピンチを脱する。最後はショーティGが中邑&セザーロを場外で妨害した隙にニュー・デイがローリーにミッドナイトアワーを決めて3カウント。中邑&セザーロはこの敗戦でさらにショーティGとの遺恨を深める結果となっている。