格闘技・プロレス

「契約は正式だ」「ワイルダーの顔面を粉砕して…」ジョシュア戦が決定!? フューリーが“英国大戦”に意気込む

THE DIGEST編集部

2020.06.11

英国屈指のヘビー級ファイターであるフューリー(左)とジョシュア(右)の対戦がついに実現する? (C) Getty Images

 世紀の"英国大戦"が、実現に向けて大きな一歩を踏み出した。

 現地時間6月10日、衛星放送『Sky Sports』をはじめとする複数の英国メディアは、ボクシングのWBA&IBF&WBO世界3団体ヘビー級王者アンソニー・ジョシュアとWBC同級王者タイソン・フューリー(ともに英国)が、2021年に2試合を行なうことで合意に達したと報じた。

 記事は、「まだ正式な契約は交わされていない」としながらも、ジョシュアのプロモーターを務める『Matchroom Sport』のエディ・ハーン氏が「我々は二人の対戦に関する金銭面で合意に達したと言って問題ないだろう。いい立場にある。基本的に両者は合意したんだ。おそらく2試合はやることになる」とコメントしたことを伝えた。

 また、日程や会場についても未定とされているものの、ハーン氏は、「最初の対戦は来年の夏になると思う」と発言。さらに同氏は「間違いなく英国ボクシング史上最大のファイトになる。これ以上のビッグマッチなんて存在しない」と宣言して期待感を煽った。
 
 ジョシュア側の反応を受け、フューリーは自身のツイッターでファンに向けて、「フューリーvsジョシュアの契約は公式だ」と発表。さらに添付した動画で次のように語った。

「やぁ、みんな。俺はいまダニエル・キナハン(プロモーター)との電話を切ったところだ。彼は俺にイギリスのボクシング史上最大の試合が組まれたことを教えてくれたよ。アンソニー・ジョシュアとタイソン・フューリーの2試合だ。俺は大声で叫んださ」

 ただ、年内に因縁のライバルであるデオンテイ・ワイルダーとの"第3戦"を戦う予定となっているフューリーは、こうも続けている。

「問題が一つある。俺はまず次の戦いで、デオンテイ・ワイルダーの顔面を粉砕しなきゃならない。ジョシュアとの戦いはその次だ。"ジプシーキング(自分の愛称)"とAJの対戦は、来年に必ずやるが、"ブロンズボンバー(ワイルダーの愛称)"というハードルが道のど真ん中にあるからな。ノックアウトキング……。俺は奴を必ず打ちのめす。そして次の大戦へと進む」

 一方のジョシュアも年内にIBFのランク1位であるクブラト・プレフ(ブルガリア)との対戦する予定とされている。仮に英国の両雄が、揃って2020年に開催予定となっているカードで勝利すれば、来年にはヘビー級で4団体統一という歴史的ビッグマッチを拝めるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部
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