国内女子ツアーの今季開幕戦「アース・モンダミンカップ」の３日目が行なわれ、98年度生まれの“黄金世代”の１人である田中瑞希が、３バーディ１ボギーと、通算11アンダーで首位をキープした。

　昨日２位と３打差をつけ、単独首位に立った田中は、バーディで好発進すると、その後は我慢のゴルフが続いた。後半に入り、10番でナイスパーセーブを見せたものの、続く11番ではボギーを叩いてしまう。しかしその後、14番、16番をバーディで奪い返し、初優勝に向け大きく前進した。

　ラウンド終了後のインタビューで、首位を守る心境について聞かれると「明日もあるから、そこまで緊張はしなかった」とメンタルの強さをみせる。田中の持ち味であるダイナミックなスイングについては「思い切って振ることは、小さい頃から意識してます」と語り、それが今日のドライバーに繋がったと口にした。
  　ここまでの３日間を振り返り「試合をやっていなかったから『どんな感じになるんだろう？』とは思っていたんですけど、調子は悪くなかった」とコメント。
　
　最後にファンに向け「明日もしっかり振っていって、自分の身長（151cm）のわりに飛ぶところを皆さんに見て欲しいです」と意気込みを語る。昨年、３度目の挑戦でプロテストに合格した苦労人が、ツアー初優勝の栄冠を手にすることができるか…。明日が正念場となる。

構成●THE DIGEST編集部

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