格闘技・プロレス

WWEカイリが復帰戦、アスカが女子王者対決に勝利。「女子タッグ王座に挑戦だ」と意欲!

どら増田

2020.07.07

カイリはサーシャに(左)、アスカはベイリー(右)と対戦。両者ともに勝利した。(C)2020 WWE,Inc. All Rights Reserved.

 世界最大のプロレス団体WWEは7月7日(日本時間)、アメリカ・フロリダ州オーランドのWWEパフォーマンスセンターで、主力ブランドのロウを世界配信した。

 カブキ・ウォリアーズのカイリ・セイン(withアスカ)が復帰戦でサーシャ・バンクス(withベイリー)と対戦して反則裁定勝ちを収めた。先にWWE女子タッグ王者サーシャ&ベイリーがリングに登場すると、サーシャは「私がアスカをタップアウトしてロウ女子王者になる」と次回PPV『エクストリーム・ルールズ』で2冠王者になることを宣言。

 するとそこへアスカが登場して「獲れるもんなら獲ってみろ」と挑発すると、さらにサーシャの対戦相手としてカイリがサプライズ登場した。カイリは初対決のサーシャ相手にハリケーン・ラナやオクトパス・ホールドで攻め込むと、サーシャもバックブリーカーやダブル・ニーで反撃して白熱の攻防を展開。

 セコンドのアスカが"カイリ"チャントで声援を送ると、カイリはフライング・カブキ・エルボーからブロックバスター2発、さらにスピアーやスライディングDと怒涛の連続攻撃を仕掛ける。最期はサーシャをイカリで締め上げたところでベイリーが乱入して試合は反則裁定。

 試合後、アスカも加わって4人が乱闘に発展すると、最後はカイリがコーナートップから場外へのインセイン・エルボーを放ってサーシャ&ベイリーを2人まとめてKOした。
 
 メインイベントでは、ロウ王者アスカと、因縁のスマックダウン王者ベイリーとの"女子王者対決"が実現。試合前、アスカは「ベイリーに勝って次週はWWE女子タッグ王者戦だ!」とタッグ王座も見据えて試合に挑むと、シャイニング・ウィザードやミサイルキックで攻め込んだ。

 一方のベイリーもアスカを解説席に叩き付けるとアスカのダンスを真似て挑発。これに怒ったアスカがダブル・ニー、ヒップアタック、ジャーマン・スープレックスと猛攻を仕掛けて試合を優勢に進める。しかし、ベイリーがアスカをターンバックルに叩き付けると形勢逆転。ベイリーはカイリを挑発してレフェリーの死角を作り、サーシャのヒザ攻撃からベリー・トゥ・ベリーをアスカに叩き込んだ。

 アスカのピンチが続く中、PPV『エクストリーム・ルールズ』でベイリーとの王座戦が決定しているニッキー・クロスが姿を現すと、これに動揺したベイリーをアスカがアスカロックで捕獲。続けてカイリが介入を狙うサーシャをスピアーで蹴散らし、最後はアスカロックから脱出したアスカがベイリーを強引に丸め込んで3カウント。

 ベイリーからピンフォールを奪取して、アスカが宣言通り"女子王者対決"を制した。アスカ対サーシャのロウ女子王座戦、ベイリー対ニッキーのスマックダウン王座戦が行なわれるPPV『ザ・ホラーショー・アット・エクストリーム・ルールズ』は日本時間7月20日に世界配信される。

◆WWE ロウ◆
2020年6月30日配信(日本時間)
アメリカ・フロリダ州オーランド
WWEパフォーマンスセンター
▼シングルマッチ
○アスカ(エビ固め)ベイリー●withサーシャ・バンクス
○カイリ・セインwithアスカ(反則)サーシャ・バンクス●withベイリー
※ベイリーが乱入。

文●どら増田

【動画】アスカのヒップアタックはこちら!
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