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フィギュア

「お気に入りの写真」米・フィギュア専門誌が高橋大輔とデニス・テンさんの2ショットを公開

THE DIGEST編集部

2020.07.21

米・フィギュア専門誌がテンさんの命日にあたり、高橋大輔との2ショットを公開した。写真左:茂木あきら(THE DIGEST写真部)写真右:(C)Getty Images

米・フィギュア専門誌がテンさんの命日にあたり、高橋大輔との2ショットを公開した。写真左:茂木あきら(THE DIGEST写真部)写真右:(C)Getty Images

 米国フィギュアスケート専門誌『International Figure Skating』が、公式SNS上で2018年7月19日に他界した男子2014年ソチ五輪銅メダリスト、デニス・テンさん(カザフスタン)を追悼。メッセージとともに2010年バンクーバー五輪で銅メダルを獲得した高橋大輔とのツーショットを投稿した。

 同誌は、テンさんの2回目の命日に際して、「素晴らしいデニス・テンのことを思い出さずに、この日を送ることはできません。あの不幸な日からもう2年が経ってしまったなんて、信じがたいことです」と哀悼のメッセージを掲載。「本誌がお気に入りのテンの写真です」とのコメントを付けて、テンさんが当時16歳でシニアデビューを果たした2009-10シーズンのISUグランプリシリーズ第6戦、スケートカナダで撮影された高橋選手(当時23歳)との写真をアップした。

 親交のあった高橋選手の隣で穏やかに微笑む生前のテンさんの姿に、米国、カナダ、フランス、イタリア、英国、インドや日本など世界各国のファンから、「今でも信じられない!」「デニス、あなたが恋しいわ」「胸が痛む、、、安らかに」「有能なスケーターを失ってしまった、、、」「素敵な写真。ご冥福をお祈りします」「みんな、今でもあなたのことが大好きよ」と、故人を偲ぶたくさんのメッセージが寄せられている。
 
 テンさんは、2012-13シーズンの世界選手権で銀メダルを獲得。2014年のソチ五輪で銅メダルに輝き、1位羽生結弦と2位パトリック・チャン(カナダ)とともに表彰台に上がったほか、2014-15シーズンには、四大陸選手権(1位)と世界選手権(3位)でメダルを獲得した。

 その活躍から母国カザフスタンで国民の英雄として親しまれていたが、2018年7月、故郷である同国アルマトイ市で、自身の車からミラーを盗み取ろうとした2人の強盗に刃物で刺され、25歳の若さで非業の死を遂げた。

 高橋は、テンさんと親睦の深かった浅田真央さん、無良崇人さんと、一周忌に同市で行われた追悼式に参列している(後者2名はアイスショーにも出演)。

 2回目の命日を迎え、安藤美姫さんや恩師タチアナ・タラソワさんら多くのフィギュア界関係者が追悼の言葉を発信。テンさんが亡くなる2日前にアップした最後の投稿は、現在コメントが20万3,000件超え。悲しみが癒えないファンから今もメッセージが届き続けている。

構成●THE DIGEST編集部

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