世界最大のプロレス団体WWEは日本時間7月21日、アメリカ・フロリダ州オーランドのWWEパフォーマンスセンターで、主力ブランドのロウを世界配信した。

　前日のPPV『ザ・ホラーショー・アット・エクストリーム・ルールズ』で行われたロウ女子王座戦で疑惑の勝者となったサーシャと偽レフェリーとしてアシストしたベイリーが先に登場。

　サーシャは「アスカの毒霧でレフェリーは続けることができなかったのよ。だからベイリーはレフェリーシャツを借りてカウントしただけ」と疑惑に関して言い訳した。すると怒ったアスカがカイリ・セインと共に姿を現し「おいおいおい！返せこの野郎！それはワシのタイトルじゃ」と王座保持を主張して舌戦を展開する。

　すると、ここでステファニー・マクマホンがビジョンに登場し、王座移動の無効を発表。ただ「アスカも勝ってはいない」として、決着を付けるべく次週のロウでアスカ対サーシャの王座決定戦を行なうと発表した。リングアウトや、ベイリーが介入した場合はアスカが勝利となる特別ルールが採用される。
  　そしてロウ女子王座を巡り両チームが睨み合う状況でカイリとベイリーがノンタイトル戦で対戦すると、カイリはスマックダウン女子＆WWE女子タッグの二冠王者ベイリー相手に一歩も引かず、DDTやブロックバスターからスライディングDを放って激しい攻防を展開した。

　さらにカイリがベイリーに集中攻撃された右腕でインセイン・エルボーを決めるがロープエスケイプとなると、今度はベイリーがお返しとばかりにダイビング・エルボードロップを放って応戦。最後はカイリがベリー・トゥ・ベリーで止めを狙ったベイリーをうまく丸め込んで3カウント。カイリはノンタイトル戦ながらスマックダウン女子王者ベイリーとの激戦を制して金星を上げた。

◆WWE ロウ◆
2020年7月21日配信（日本時間）
アメリカ・フロリダ州オーランド
WWEパフォーマンスセンター
▼シングルマッチ
○カイリ・セインwithアスカ（エビ固め）ベイリー●withサーシャ・バンクス
※ベリー・トゥ・ベリーを丸め込む

文●どら増田

【動画】カイリがベイリーに勝利！アスカとともに喜ぶ！