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格闘技・プロレス

高木社長「東京ドーム大会開催を目指す」ノアとDDTが経営統合し新会社サイバーファイトを設立

どら増田

2020.07.27

ウィズコロナ、アフターコロナ時代のプロレス経営を見据え、DDTおよびノア、DDTの子会社であるDDTフーズの3社が経営統合することとなった。

ウィズコロナ、アフターコロナ時代のプロレス経営を見据え、DDTおよびノア、DDTの子会社であるDDTフーズの3社が経営統合することとなった。

 株式会社DDT プロレスリング (以下 DDT)、ノア・グローバルエンタテインメント株式会社 (以下ノア)、株式会社 DDTフーズ(以下 DDTフーズ)の3社は2020年9月1日付にて経営統合し、プロレス事業子会社 株式会社CyberFight(サイバーファイト)として始動すると発表した。

 代表取締役社長には高木規氏(リングネーム:高木三四郎)、取締役副社長に丸藤正道氏(リングネーム同じ)と、西垣彰人氏(リングネーム:彰人)、取締役に山内隆裕氏と、武田有弘氏がそれぞれ就任する。

 今回、経営統合に至った背景には、近年のプロレスブームの再来を追い風に、2017 年にDDTが、2020年2月に はノアがサイバーエージェントグループ入りしたのがきっかけとなる。両団体ではファンが喜ぶ興行、サービス拡充を行なえるよう、経営基盤の安定に取り組むためにサイバーエージェントと連携し、テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」における試合の配信のほか、ブログ、SNSなどを通じて幅広い方にプロレスの面白さや魅力を伝え、所属するレスラーの認知向上を図ることで、団体の成長に取り組んできた。
 
 2020年2月以降、DDT、ノア共にグループシナジーを生かすことでプロレス業界の活性化に取り組んできたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う興行の延期・中止や無観客試合の実施は避けられなかった。そこでウィズコロナ、アフターコロナ時代のプロレス経営を見据え、DDTおよびノア、DDTの子会社であるDDTフーズの3社が経営統合し、新たに『株式会社CyberFight』として始動することとなった。これによってCyberFightでは3社の管理業務を一本化し、人材配置を最適化するとともに、新時代のプロレス経営を図っていくという。
 
 CyberFightの社長に現在DDT およびノアの社長を務める高木規氏(リングネーム:高木三四郎)が就任。会見で高木社長は「新型コロナウイルスの影響で興行ができなかった4月頃から考えて各方面と調整した」ことを明かした上で、「経営統合によって会社組織を盤石にする」ことを第一に考えたという。グループとしての目標は「東京ドーム進出」と「新日本プロレスに追いつき追い越したい。業界ナンバーワンを目指す」と掲げた。各団体のカラーは引き続き守りつつ、経費面など協力できる部分は協力していくのが、今回統合することにより生まれる大きなメリットなのだろう。

 ウィズコロナから派生したCyberFightは業界を席巻するのか?大いに注目したい。

文●どら増田

【動画】ノアとDDTが経営統合。団体はそのまま…CyberFight誕生に関する会見動画はこちらから!

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