格闘技・プロレス

「恥ずべき決定」「カネのためか」体重超過以来の再起でいきなり王座戦のネリに非難轟轟!

THE DIGEST編集部

2020.08.17

すっかり悪童のイメージが定着したネリの再起戦が話題を呼んでいる。 (C) Getty Images

 衝撃のマッチメイクが話題を呼んでいる。

 現地時間8月15日にアメリカのボクシング興行大手『Premier Boxing Champions(PBC)』は、9月26日に開催される興行カードを発表。現チャンピオンのレイ・バルガスの長期離脱によって空位となっていたWBC世界スーパーバンタム級の王座を巡って、前WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)とWBC世界スーパーバンタム級9位アーロン・アラメダ(同)対戦することが決まった。

 現チャンピオンの怪我によるものとはいえ、仰天のマッチメイクである。度重なる問題行動を犯してきたネリが、昨年7月のフアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)戦以来の復帰戦でいきなり王座戦を組まれたからだ。

 2018年3月の山中慎介とのWBC世界バンタム級タイトルマッチで、前日計量での体重超過でタイトル剥奪されたネリは、昨年11月の前IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)とのWBC世界バンタム級挑戦者決定戦では、前日計量で1ポンド(約450グラム)の体重超過。そのほかにも、ドーピング違反を犯しても悪びれない様子を見せるなど、すっかりダーティーなイメージが定着している。

 今年7月の米専門メディア『Boxing Scene』のインタビューでネリは、「俺は俺が犯したこれまでの過ちってものに気付いたんだ」と反省を口にしたとはいえ、幾度となく繰り返してきた"蛮行"を考えれば、いきなりの王座戦は時期尚早とも言える。
 
 それゆえに異議を唱えるファンは少なくない。SNSでは、次のようなコメントが相次いだ。

「許可を出したWBCの恥ずべき決定」
「ネリは本当に運のいい奴だ」
「カネのためなら何でもありなのか」
「尊敬のかけらもない判断」
「本当にやるのか」
「なんでいきなり王座戦なんだ」
「PPVでのカネを稼ぐためならなんでもいいんだな」

 試合開始のゴングが鳴る前から波紋を広げているネリとアラメダの王座戦。その結果は、全世界の注目を集めることになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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