格闘技・プロレス

女子プロレスが共闘組織『ASSEMBLE』を発足!北斗晶、長与千種、ダンプ松本らが会見

THE DIGEST編集部

2020.08.27

女子プロレスの新しい共闘組織「ASSEMBLE」についての説明を行なった北斗晶。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 女子プロレスの新しい大会「Womes's PRO-Wrestling Assemble」の記者会見が、8月27日、都内で行なわれ、北斗晶、長与千種、ダンプ松本ら、レジェンドレスラーを含む13名が集合した。

 新型コロナウイルスとの共存を余儀なくされた今、プロレス興行は観客動員の制限があり、会場使用料などで収支の折り合いがつかないことが多いのが現状だ。そこで、個々の団体で活動するのではなく、力を合わせて闘いの場を作る、女子プロレスの共闘組織「ASSEMBLE」を発足し、多くの選手が活躍できるようにしていくこととなった。

「普段手を組むことのない小さな団体が手を組んでやっていこう、という話が持ち上がり、約1か月でここまできた」という経緯を語る北斗晶。引退して18年、プロレスにほとんど関わることはなかったが、今回「OBの1人として女子プロレスを応援したい」という気持ちで発起人の1人として「ASSEMBLE」に携わる。

 1つの共闘組織として、プロレスの大会を行なうことはもちろんだが、ファンとの交流や、"女子プロレス運動会"といったイベントも、今後の新型コロナ感染状況も踏まえて開催し、女子プロレスを広めていく活動を行なっていくとのこと。
 
 早速第1回目となる大会「Womes's PRO-Wrestling Assemble」が、10月1日(木)上野恩賜公園野外ステージにて行なわれる。

 これは、5つの団体と、フリーによって、各1つずつ試合のカードを持ち寄るもので、試合順は当日リングの上でのくじ引きによって決定。「新人の試合が、セミファイナルやメインになることもあるし、名前のある選手が1,2試合目になることもあるので、試合前の大将によるくじ引きも注目です」と北斗はアピールする。

 マーベラスの代表・長与千種は「混沌としたプロレス界で各団体がもがいていた中、一筋の光が見えた。この時だからできることを精一杯やらせていただきたい。ずっと長く、長く、長く続いていくよう祈っている」と、大会とこの取り組みについて意気込みを述べた。

 ダンプ松本は「若い頃は見ていたけど、最近プロレス見ていないなという人が、『まだやってんだ』『千種とやってんだ』と思ってほしい。そういった人が、新しい人を見て名前をおぼえてもらえたらいい。1人でもファンをつかめるような試合を見せたい」という。