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格闘技・プロレス

「あの頃のこと、思い出しながら…」21年前は観客だった新日本 内藤哲也が、メインイベントで特別な勝利!

THE DIGEST編集部

2020.08.30

21年前、レフトスタンドで新日の試合を見ていた内藤がトップレスラーとしてメインイベントを務めた。(C)新日本プロレス

21年前、レフトスタンドで新日の試合を見ていた内藤がトップレスラーとしてメインイベントを務めた。(C)新日本プロレス

 新日本プロレスは29日、東京・明治神宮野球場で『D4DJ Groovy Mix Presents SUMMER STRUGGLE in JINGU』を開催した。新日本が神宮球場に進出するのは21年ぶり2度目。

【PHOTO】新日本プロレス21年ぶりの神宮球場開催!ダブル選手権試合 内藤哲也 VS EVILを写真で振り返り!

 21年前、その試合を観客として見ていた内藤は、特別な思いとともにこの日を迎えた。

 対戦相手は、『ニュージャパンカップ2020』を暴走三昧で優勝した挙句、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを離脱し、バレットクラブに移籍。ディック東郷とともに、ダークな試合で内藤から王者の座を奪い取ったEVILだ。

 仲間の謀反、王座からの失脚、そして思い出の地…まさに内藤にとってこのIWGP二冠王座戦は「負けられない試合」だった。

 試合は内藤がEVILに対し立体的な技で応戦するも、不適に笑い続けるかつての盟友相手に大苦戦する。変わらぬダーティーな介入やラフ攻撃があるものの、粘り強く対応し、BUSHI、SANADAの援護射撃を受けると、ついにEVILとリング上で1対1に。一進一退の攻防を繰り広げ、最後は内藤が正調デスティーノを決めて、カウント3。再び二冠王座に返り咲いた。

 内藤は試合後、「もうレスラーになってかなりの時間が経つけどさ、いまだにプロレスファン気質が抜けないからさ。この神宮球場、21年前、レフトスタンドで見ていたこと、あの頃のこと、思い出しながら試合しちゃいましたよ。これはもしかして、プロとして失格かもしれない。これが俺の一番の弱点であり、一番の武器かな。21年前の俺に改めて言いたいよ。『キミは21年後、この神宮球場大会のメインイベントで試合し、そして勝利して、マイクで締めることになるよ』ってね。21年前の俺がレフトスタンドにいたら喜んで、『デ! ハ! ポン!』って、心の中で叫んだことでしょう」と彼らしい言い回しで、レスラーでありつつも、1人のプロレスファンであることを表現する。
 
 そして「とりあえず2本のベルトを獲り返した、いやレンタル期間が終了しただけ。返してもらったから。9月から始まるシリーズ、短期シリーズだけどさ、多くのお客様に去年散々言った偉業を達成した姿をお見せしに行きますよ。誰も求めてないかもしれない。誰もそんなこと望んでないかもしれない。そんなこと関係ないよ。俺がやりたいだけだから。俺が見せびらかせたいだけだから。『ほら、宣言通り偉業達成したぜ』って姿を見せたいだけだからさ。誰に何を思われたって構わないよ。俺がしたいことをする。それだけ」と今後の試合についての意欲も見せる。

 最後は「今日こうして神宮球場で試合ができて気持ちがよかった。たださ、もっと多くの皆様にスタンドを埋めていただいてる状態の神宮球場でやりたかったッスよね。いろんな困難なことがあるけど、きっとその先に明るい未来が待ってるよ。そう信じて、俺はこれからもリングに立つから。皆様も目をしっかり開いてさ、俺、そしてロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの動向をしっかりチェックしたほうがいいよ。じゃあ、皆様、またお会いしますか。アディオス!」と締めくくった。

 かつて夢に見た舞台で、トップレスラーとしてベルトを掲げた8.29の内藤哲也。その姿は、多くの人の心に刻みこまれたに違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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