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「やり取りは本物よ」“ザギトワ勧誘疑惑”にプルシェンコ妻が反論!「銃を突き付けられたりしていないことを祈るわ」

THE DIGEST編集部

2020.09.24

勧誘疑惑が浮上したプルシェンコ夫妻(右)と、渦中のザギトワ(左)。 (C)Getty Images

 現地時間9月22日、アリーナ・ザギトワがエフゲニー・プルシェンコ陣営から移籍の勧誘を受けていたことを、エテリ・トゥトペリーゼ陣営が公式インスタグラムで暴露した。ロシア紙『Sports Express』が報じている。

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 トゥトペリーゼ陣営は、ストーリー(24時間で消えてしまう投稿)で、プルシェンコ氏の妻でプロデューサーのヤナ・ルドコフスカヤさんとザギトワのやり取りのスクリーンショットを掲載。「誰が勧誘していないって?」というコメントを添えて公開していた。

 ルドコフスカヤ氏は、メッセージでザギトワに「アリーナ、こんにちは。エフゲニーからあなたに伝えてほしいと頼まれたの。彼はあなたのことを待っていて、私も待っているわ。11月にモスクワ州で、来年の3月にはモスクワに新しいリンクをオープンするの。リンクの数が増えて、スペシャリスト、外国人の方々もたくさんいます。連絡を待っています」と送っている。

 これに対し、ザギトワは「オファーをありがとうございます。私はエテリ先生の元に残ります」と返信している様子が確認された。

 両陣営のやり取りにロシアのフィギュアスケート界は騒然としたが、この件について翌23日、ルドコフスカヤ氏本人が同紙の取材に応じ、コメントを発表している。

「あのやり取りは本物よ。ただ、世間でいわれてるような報道は、文脈からは外れている。どこにも"訓練を受ける"という言葉は見つからないはず。私とザギトワは時々文通する仲なの。それだけ。ただ、プライベートのメッセージのやり取りがなぜ第三者の手に落ちたのか見当もつかない。銃を突き付けられたり、彼女の手から電話を奪われたのではないことを祈るわ」
 
 さらに、「この話は、言われているような話とは違う」ともメッセージの内容について説明している。

「誰かが何らか否定的なものを見出そうとしているのね。あれは、開催予定だったショーの話よ。そして、彼女は出たいもののために残ることを選んだ。もちろん、私たちはショーを宣伝する前だった。彼女は未成年だし、まず私たちのアカデミーの雰囲気を知ってもらいたいと思ったの。そうすれば、ゆくゆくはロシアだけではなく、海外で開催されるショーにも協力してくれるかもしれないから」

 そして、流出に関しては、「このような無教養な国民がいるのは残念なこと」と語り、弁護士を通じて犯人を突き止める準備を進めていることも明かした。

「私が願うのは練習生たちが心穏やかに過ごせること。リラックスして平和的に生きる。陰謀ではなく、訓練をね」

 ロシアのフィギュアスケート界では、新シーズンを前にトゥトペリーゼ陣営からアリーナ・コストルナヤ、アレクサンドル・トルソワ、ヴェラニカ・ジリーナの3人とコーチのセルゲイ・ロザノフ氏がプルシェンコ氏のアカデミーに移籍したことが話題となった。

 まさかザギトワまで、と騒然となった一件だが、プルシェンコ側はあくまで"勧誘"の事実は否定した格好だ。これに対するトゥトペリーゼ陣営側のアクションは確認されていない。

構成●THE DIGEST編集部