9月25日『日本選手権水泳競技大会』の女子3メートル板飛び込みが行なわれ、東京五輪の切符を手にしている三上紗也可(米子DC/日本体育大学)が、302.00点で3連覇した。
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三上は鳥取県生まれの19歳、屋内プールがない環境の中、元飛び込み選手であった安田千万樹コーチと二人三脚で歩んできた。東京五輪で、3メートルの高さから入水まで、前宙返り2回半、2回のひねりを行なう『5154B』という高難度の技を成功させるべく、挑戦を続けている。筋肉の量が少ない女子選手にとって、回転量が多いこの技は、踏切のずれや少しの力みが成否を分ける。
この日、予選で同技を実施した際は、61.20点をマークし、周囲の期待も高まる中で迎えた決勝。4本の試技を終えた時点で、2位以下を36点以上離し、優勝に王手をかける。プールサイドでライバルたちが見守る中、最終の5本目で大技をもってきた三上は、緊張した面持ちで踏み出したが、助走がずれ、37.40点と大技は失敗に終わった。2位以下の選手に点差は詰められたものの、4本目までの貯金があり、見事、3連覇を果たした。
試合後、三上は「決勝4本目まではうまくまとめることができた。5本目(5154B)を決めたら自己ベストだから、“やってやる”って気持ちがあり、それが仇となった」と悔しさを滲ませる。しかし、「全体的に考えたら良かった」と前を向いた。
安田コーチは、「世界で戦う最低レベルの350点が見えてきた。レベル(完成度)が全体的に上がってきている」と、三上の演技を振り返った。この日は点数こそ伸びなかったが、三上と安田コーチにとって、確かな手応えを感じた大会となったようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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三上は鳥取県生まれの19歳、屋内プールがない環境の中、元飛び込み選手であった安田千万樹コーチと二人三脚で歩んできた。東京五輪で、3メートルの高さから入水まで、前宙返り2回半、2回のひねりを行なう『5154B』という高難度の技を成功させるべく、挑戦を続けている。筋肉の量が少ない女子選手にとって、回転量が多いこの技は、踏切のずれや少しの力みが成否を分ける。
この日、予選で同技を実施した際は、61.20点をマークし、周囲の期待も高まる中で迎えた決勝。4本の試技を終えた時点で、2位以下を36点以上離し、優勝に王手をかける。プールサイドでライバルたちが見守る中、最終の5本目で大技をもってきた三上は、緊張した面持ちで踏み出したが、助走がずれ、37.40点と大技は失敗に終わった。2位以下の選手に点差は詰められたものの、4本目までの貯金があり、見事、3連覇を果たした。
試合後、三上は「決勝4本目まではうまくまとめることができた。5本目(5154B)を決めたら自己ベストだから、“やってやる”って気持ちがあり、それが仇となった」と悔しさを滲ませる。しかし、「全体的に考えたら良かった」と前を向いた。
安田コーチは、「世界で戦う最低レベルの350点が見えてきた。レベル(完成度)が全体的に上がってきている」と、三上の演技を振り返った。この日は点数こそ伸びなかったが、三上と安田コーチにとって、確かな手応えを感じた大会となったようだ。
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