ゴルフ

米メジャー初制覇のキム・セヨンはなぜ、「赤いズボンの魔法使い」と呼ばれているのか

THE DIGEST編集部

2020.10.13

悲願の米メジャー初制覇に歓喜を爆発させるキム・セヨン。(C)Getty Images

 圧倒的なパフォーマンスで悲願を成就させた。

 現地日曜日に開催されたLPGAツアー「KMPG全米女子プロゴルフ選手権」の最終日、首位でスタートした韓国のキム・セヨンは終始安定したゴルフを展開し、終わってみればノーボギーの7アンダーでラウンド、通算14アンダーで見事勝利を手にした。同胞の"女帝"パク・インビの猛追を難なく5打差で振り切り、自身初の米メジャー制覇を成し遂げたのだ。

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 これまでLPGAで10勝を挙げてきた27歳。韓国紙『スポーツソウル日本語版』によると、若き韓国時代は最終日で怒涛のチャージを見せて逆転優勝を続けたことから、「逆転の女王」と謳われたという。さらに、最終日にはゲン担ぎの意味も込めて常に赤いズボンを着用。「赤いズボンを履けば心が楽になる」とのことで、「赤いズボンの魔法使い」の異名も誇った。

 今回の全米女子プロゴルフ選手権でも最終日に鮮やかな赤ズボンを着用。ハイパフォーマンスを披露したが、この日は逆転マジックが必要ないほど、ショットもパッティングも図抜けた質を誇っていた。
 
 韓国勢は先の「ANAインスピレーション」を制したイ・ミリムに続く2連勝と、相変わらずの総合力を見せつけている。今季最後のメジャー「全米女子オープン」(12月10~13日)では畑野奈紗を筆頭に渋野日向子、河本結、野村敏京ら日本勢の巻き返しに期待がかかる。

構成●THE DIGEST編集部
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