ウクライナの女子柔道家、ダリア・ビロディドがおよそ８か月ぶりとなる国際大会に出場した。

　現在、ハンガリーのブダペストで開催されているのが柔道グランドスラムだ。。残念ながら日本代表チームの参加は見送られたが、久々のワールドツアーとあって79か国・650人を超える選手がエントリー。活況を呈するなかで、東京五輪に向けてのリスタートを切った。

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　過去３年間に渡り、女子48キロ級で絶対的な強さを誇ってきたビロディドは、今大会から52キロ級に階級アップ。やはり172センチの長身で、これまでも減量に苦しんでいる様子がたびたび報じられていただけに、新たな挑戦に踏み切ったようだ。結果は堂々の銅メダル。総勢23名で争われ、ビロディドは３連勝を飾って準々決勝に進出するもルーマニアのアンドレア・チトゥに敗れてしまう。それでも敗者復活戦で見事連勝を飾り、３位に滑り込んだのだ。
　ビロディドは競技終了後に自身のインスタグラムを更新。「みなさんのサポートに感謝します」とのメッセージを添えて、今大会で決めたふたつの“一本”動画を投稿している。

　久々の敗北を味わってビロディドの胸中に飛来するものとは──。次戦は１１月19日にチェコ・プラハで開幕するヨーロッパ選手権に参戦予定だ。

構成●THE DIGEST編集部