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ロシアカップ優勝を決めた後で…プルシェンコ&トゥルソワに起きたハプニングと“ご褒美”とは?

THE DIGEST編集部

2020.11.11

ハプニングには見舞われたが、教え子にスイートルームでの1日をプレゼントしたというプルシェンコ。(C)Getty Images

 現地時間11月9日、ロシアのカザンで行なわれたロシアカップ第4戦、女子シングルを制したのはアレクサンドラ・トゥルソワだった。

 前日に行なわれたショートプログラムでは、トリプルアクセルで転倒し、アリョーナ・コストルナヤを追う2位で終えていた。だが、フリースケーティングで4回転ジャンプを3本決め総合248・63点を叩き出し、第2戦モスクワ大会に続く逆転優勝を手にした。

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 今シーズンからロシアの"皇帝"エフゲニー・プルシェンコ門下となったトゥルソワは、試合後には「良かったけど、2回転倒したのは許されないこと」と気を引き締めている様子が見られた。その様子を、プルシェンコは満足そうに見守っていたという。

 だが、そんなふたりは大会後に思わぬアクシンデントに巻き込まれていたようだ。ロシアメディア『sputnik』の取材に電話で応じたプルシェンコは、「我々はモスクワ行きの電車に乗り遅れたんだ」と語っている。
 
「ある会社に駅まで送ってくれるように頼んでいたんだけれど、それが叶わなかった。サーシャと彼女の母親と、時間通りに駅に着こうと必死になって急いだけれど、間に合わなかったんだ。だから、(カザンに)一泊することになった」

 そして、驚きの"ご褒美"を教え子に送ったことも明かしている。

「僕は優勝者であるサーシャに、ホテルのスイートルームを取ったんだ。女王の気持ちを味わってもらうためにね!彼女は4回転ジャンプ、そしてフィギュアスケートの女王だ。カザンで見せてくれた驚異的なスケートと結果に対する、素晴らしいボーナスになるといい」

 ちなみにプルシェンコは、翌日はカザンを観光していくことにし、明後日からトレーニングを再開する方針に切り替えたようだ。トゥルソワは、スイートルームを満喫できたのだろうか。

 ロシアカップは残り第5戦を残すのみ。トゥルソワはすでに国内選手権への切符を確かにしているが、もうひとりの門下生であるコストルナヤは第5戦に参加する予定だ。今シーズン初大会を2位で終えた、昨シーズン欧州選手権女王の演技にも注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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