格闘技・プロレス

長与千種とダンプ松本が、令和のアッセンブルで昭和、平成に続いて抗争を展開!

どら増田

2020.11.21

ダンプ松本や長与千種、ジャガー横田らがレジェンドマッチを繰り広げた。写真:徳原隆元

 元女子プロレスラーでタレントの北斗晶が、コロナ禍で苦しむ女子プロレス界を救済するため、提唱した新イベント、アッセンブルの第2弾大会『Women’s Pro-Wrestling Assemble』を20日、東京・上野恩賜公園野外ステージで開催した。

 第4試合ではHall of Fame Edition ~特別試合のタイトルで、ジャガー横田&長与千種&伊藤薫が、ダンプ松本&堀田祐美子&KAORUが対戦。この試合は千種、伊藤、KAORU、堀田、ダンプ、ジャガーの順で入場した。

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 先発はジャガーとKAORU。KAORUの素早い動きにジャガーがついていき、場内は拍手。KAORUがダンプにタッチすると竹刀でレフェリーのTOMMYを殴打。ジャガーは千種にタッチし、往年のライバル対決に。しかしダンプのセコンドに付いたZAP.Tが加担し、堀田もジャガーをチェーンで首吊りに。これを切り抜けた千種はダンプにサソリ固めをかけて、往年の名シーンを再現させる。

 伊藤もパワーファイト炸裂で、堀田との元Uトップス対決は見応え十分。伊藤からタッチを受けたジャガーは、堀田、ダンプ&ZAPに大苦戦も丸め込みで対抗。ダンプは一斗缶を持ち出してやりたい放題。これを千種が拳で吹っ飛ばす。KAORUが立体殺法で千種を追い込むも、伊藤がトップロープからダイビングフットスタンプを炸裂させると、千種のランニングスリーが決まりカウント3。ジャガー組が勝利を収めた。
 
 試合後、暴れるダンプだったが、千種が抱きしめると笑顔に。ジャガーもダンプと抱擁を交わし、最後には北斗晶もリングに上げて記念撮影。昭和、平成、令和と3つの時代を闘い続けている6選手に惜しみない拍手が送られた。特に千種とダンプは昭和では全日本女子プロレスで、平成ではガイアジャパンで、そして令和でもこのアッセンブルで抗争を演じたプロレス界の国宝級である。

◆アッセンブル◆
『Women’s Pro-Wrestling Assemble』
2020年11月20日
東京・上野恩賜公園野外ステージ
観衆 600人(コロナ対策超満員札止め)

▼Hall of Fame Edition ~特別試合(30分1本勝負)
ジャガー横田&○長与千種&伊藤薫(9分43秒 体固め)ダンプ松本&堀田祐美子&KAORU●
※ランニングスリー

文●どら増田