フィギュアスケートの元世界女王がひとつの"夢"を叶えたようだ。

　平昌五輪の銀メダリスト、エフゲニア・メドベージェワが公式インスタグラムを更新。天然の湖上リンクで華麗な舞いを披露し、ファンの喝采を浴びている。

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　21歳が訪れたのはロシア南部のチタという町。バイカル湖のほとりで、大小さまざまな湖が点在する景勝地だ。真冬の湖面は厚い氷で覆われ、まさにスケートのリンクそのもの。メドベージェワは「嬉しい！　ようやくわたしの夢が叶ったわ」と連日のようにふたつの湖に足を運び、美しい朝陽に照らされながら、滑らかなターンや高速スピンを繰り出す様子を動画で紹介した。時折足下にスマホのカメラを向けて、氷の下に見える綺麗な水の波紋も伝えている。

　投稿から２時間で５万を超える「いいね！」が付けられ、700件を超えるコメントが殺到する大反響だ。「とんでもなく美しい！」「待ってました！」「素晴らしい景色だね」「活き活きしてるじゃないか！」「癒されたよ」と好意的な声が大多数を占めるなか、「観ていてヒヤヒヤした」「氷がいまにも割れそうじゃないか！」「ちょっと怖いんだけど……」とメドベージェワの身を案じる書き込みも少なくない。
　先日はメディアのインタビューに応えて、「モチベーションを保つのはとても難しい」と正直な想いを吐露。2020年は背中の怪我やコロナ感染などを経験して思うような調整ができず、公式戦の出場はゼロに終わった。いまだ怪我に悩まされる現状だが、「支えてくれるファンのために努力を続けている」と語り、現役続行に強い意欲を示したのだ。

　２月５～７日に開催されるロシア・フィギュア界のオールスター対抗戦「Channel One Cup」には、アリーナ・ザギトワとともに参加する。競技には出場しないが、ともに二手に分かれるチームの主将を務めることが発表された。今季から拠点をモスクワに戻し、ふたたびエテリ・トゥトベリーゼ氏に師事。その名コーチが主催する恒例のアイスショー「チャンピオン・オン・アイス」（４月２日）への参戦が決まっており、そこではきっと、妖艶かつ切れのあるパフォーマンスを披露してくれるだろう。

　来季はいよいよオリンピック・イヤー。復活を期すアイドルの動向から、ますます目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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