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フィギュア

「憎まれることは分かっているが…」露有名コーチがザギトワの去就について見解「元のレベルに戻るのは不可能」

THE DIGEST編集部

2021.02.11

去就に注目が集まるザギトワについて、ズーリン氏が率直な見解を述べた。(C)Getty Images

去就に注目が集まるザギトワについて、ズーリン氏が率直な見解を述べた。(C)Getty Images

 昨年始めに競技復帰への意向を明かしたフィギュアスケート平昌五輪女王のザギトワだが、コロナ禍で時は流れて今季の公式戦出場はゼロ。復帰時期についても、いまだに不透明な状況となっている。そんな中、94年リレハンメル五輪のアイスダンス銀メダリストで、現在コーチや振付師として活躍するアレクサンドル・ズーリン氏が、ザギトワの去就について言及している。

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 ズーリン氏は9日、露ジャーナリストのワシリー・コノフ氏が運営するYouTubeチャンネルに登場し、対面インタビューに応じた。その中で「ザギトワとメドベージェワは競争力のあるレベルまで戻ってこれるか?」と問われると、「みんなに憎まれることは分かっているが、それは不可能だと思う」と率直に返答した。
 
 また、ズーリン氏はフィギュア選手の現実として、「18~19歳で(トップに)留まることはとても困難だ」「(20歳に達すると)女性的なプロセスによって尻と胸が大きくなり、俊敏性が失われる」とも語っている。

 ザギトワが第一線から遠ざかっている間、フィギュア界ではアレクサンドラ・トゥルソワ、アンナ・シェルバコワといった高難易度のジャンプを連発する若手が台頭。さらにザギトワ自身が5月に19歳を迎えるという現状を踏まえると、ズーリン氏の「不可能」だという見解は納得がいくものだろう。

 2月5~7日にはロシア・フィギュア界のオールスター対抗戦「Channel One Cup」でチーム主将を担当し、イベントを盛り上げたザギトワ。4月にはロシアで恒例のアイスショー「チャンピオン・オン・アイス」への参加を予定しているが、公式戦出場は見通しが立っていない。はたして21年は彼女にとってどのような一年となるのか、今後もその動向に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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