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石川祐希のエースで激戦に終止符!ミラノがヴェローナを下してプレーオフ好発進

THE DIGEST編集部

2021.02.22

石川の所属するパワーバレー・ミラノがプレーオフで好スタートを切った。(C)Lega Pallavolo Serie A

石川の所属するパワーバレー・ミラノがプレーオフで好スタートを切った。(C)Lega Pallavolo Serie A

 現地21日、イタリアの男子バレーボール セリエA 2020-21シーズンのプレーオフ予選ラウンド第1戦が行われ、日本代表の石川祐希が所属するパワーバレー・ミラノが、NBVヴェローナをセットカウント3-1(25-16、25-19、20-25、32-30)で下した。

 ミラノは通算成績で5勝10敗とヴェローナには負け越しているが、今シーズンはコッパ戦を合わせて2勝1敗と白星が先行。ただ、主力の負傷離脱と新型コロナウイルス感染の影響が残った年明けの対戦時は、1-3で敗れていた。

 プレーオフ本戦(準々決勝)進出をかけた今回の対戦では、3試合で先に2勝することが条件とあって、ミラノはこの大事な初戦で、石川を先発起用した。

 第1セットを石川のブロックポイントでスタートさせたミラノは、多彩な攻撃で得点を重ねてこのセットを先取。続く第2セットは、立ち上がりでややミスが目立ったものの、4連続得点などで中盤にリードを広げ、危なげなく連取した。

 しかし、第3セットでは形勢が逆転。ミラノは、石川がライトから放ったクロスがきれいに決まり先制点を挙げるも、レセプションで苦戦し始めると、攻撃でも正確性を欠いて失点が続き、セットカウント2-1とされてしまう。
 
 迎えた第4セットは、大接戦に。ミラノは石川のフェイント攻撃などで序盤をリードするも、ミスが続き逆転を許す。12-15とされたところで、石川のブロックアウトを狙った一打で、反撃に転じて逆転に成功。その後は、相手も粘りを見せ、一進一退のまま突入した終盤、日本のエースが試合を決めた。ミラノの7度目のマッチポイントで、石川がコート奥を責めるサーブを放つと、ヴェローナがビデオ判定を要求。会場の大画面には、ラインにかかったボールが映し出されてサーブはイン。石川のエースで激戦を制したミラノが1勝目を手にした。

 この試合で石川は、9得点(アタック7、ブロック1、エース1)を記録。やや元気なく一桁得点に終わったが、勝利を引き寄せたサーブはそれを払拭する最高のパフォーマンスだった。

 本戦進出に大手をかけたミラノは、日本時間28日午前3時30分から開催されるアウェーでの第2戦に挑む。なお、ミラノは同25日にも、CEVチャレンジ・カップ 準決勝ファーストレグで、ハルクバンク・アンカラ(トルコ)とのアウェー戦が予定されている。

構成●THE DIGEST編集部

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