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モータースポーツ

「最新のRC213Vを使えるのはポジティブ」中上貴晶はMotoGP界の太陽神を目指す!

甘利隆

2021.02.23

中上は「早く乗ってみたい」と2021年型RC213Vを走らせるのを待ちきれない様子だ。(C)Getty Images

中上は「早く乗ってみたい」と2021年型RC213Vを走らせるのを待ちきれない様子だ。(C)Getty Images

 29歳の若者は、マシンに大きく描かれた「太陽神アポロ」のように、MotoGPの世界で強い光を放つことができるだろうか。

 LCRホンダは、中上貴晶をサポートする出光興産のイメージカラーである赤と白に彩られた、2021年型RC213Vのプレゼンテーションを行った。また、その前日には、同チームに新加入するアレックス・マルケス車のメインスポンサーであるカストロールカラーのマシンも公開された。

 中上は2018年にMotoGPクラスへと昇格して以来、ずっと1年落ちのマシンを与えられてきたが、4年目となる今シーズン、ついに念願の最新スペックを手にする。新型コロナウイルスによる経済的影響でエンジンと空力パーツの開発が制限され、例年に比べれば進化の度合いは少ないかもしれないが、本人はやはりそこに格別の思いがあるようだ。

「最新スペックのエンジンは常により多くのパワーとスピードを持っています。ストレートで10分の1秒も差がつくとMotoGPで可能性を示すことは非常に難しい。過去3シーズン、性能が全く異なったバイクを走らせていたので、ようやく最新のバイクを使えるようになったことはとてもポジティブで、今からワクワクしています。このような機会を与えてくれたホンダに感謝します」とイギリスの専門メディア『Crash.Net』のインタビューに答えている。
 
 チーム・オーナーのルーチョ・チェッキネロは「タカは初めて最新スペックのホンダのファクトリー・バイクを手に入れる。彼は他のホンダライダーと同じバイクで戦うことになるので、常に上位を走り、LCRの歴史により多くの表彰台をもたらす可能性があると信じている」と期待する。

 マルク・マルケスの走行データを詳細に分析し、フットブレーキを効果的に使い、コーナーへと進入するライディングスタイルをマスター。テルエルGPで初めてのポールポジションを獲得するなど、大きく飛躍した2020年だが、もちろん中上自身は昨年のリザルトに決して満足はしていないだろう。

 良い条件が整った一方で、これまで以上に肩に掛かる責任、プレッシャーは大きくなり、ある意味、正念場の1年と見ることもできる。

「チームメイトこそが最大のライバル」ともいわれるレース界だけに、まずアレックスに先行することがホンダ陣営の中で存在感を示す第一関門となる。昨シーズン、前半こそ奮わなかったものの、後半に2戦連続して表彰台に立ち、MotoGPマシンをモノにしつつあった“ゼッケン73”は、決して侮れないライダーだ。

 実戦を走ってのフィードバックもこれまで以上に期待されることになるが、「昨年は他のメーカーに比べ、いくつか問題がありましたが、自分はこの分野でも貢献できると思う」と語っている。

 これまで2021年型のRC213Vを目にしたのは、開発を担当するステファン・ブラドルがヘレスでのテストで走らせた時のみだったそうだが、すでに走らせるのを待ちきれない様子だ。

「ホンダからはまだ何も聞いていないんです。フレーム、スイングアームが大きく変わっているみたいですが、イイ感じですね。早く乗ってみたいと思っていますよ」

文●甘利隆

著者プロフィール/東京造形大学デザイン科卒業。都内デザイン事務所、『サイクルサウンズ』編集部、広告代理店等を経てフリーランス。Twitter:ama_super

【写真】中上貴晶が公開!赤と白に彩られた2021年型RC213Vのカラーリングをチェック
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