ゴルフ

「2年前はここまで考えてなかった」渋野日向子が“思い出の地”で成長を実感。首位とは3打差【明治安田生命レディス】

THE DIGEST編集部

2021.03.12

自身初の予選通過、トップ10入りを果たした“思い出の地”に帰ってきた渋野。首位と3打差とまずまずのスタートを切った。(C)Getty Images

 3月12日、国内女子ゴルフの2021年第2戦『明治安田生命レディス』が高知県・土佐カントリークラブで開幕。注目の渋野日向子は、初日を2アンダーの10位タイでホールアウトした。

【PHOTO】2021年第2戦に挑む渋野日向子、2020年の厳選ショットを一挙にお届け!

 この日は序盤からパープレーが続いた渋野。6番で2オンできずにボギーが先行するが、7番で約6メートルの下りフックラインを沈めてバウンスバックを決める。イーブンで折り返した後半は11番から連続バーディをマークし、その後も安定したプレーぶりを披露。初日を3バーディ・1ボギーの「70」で終え、首位と3打差というまずまずの位置につけた。
 
 試合後のインタビューでは「雨が予想外にもってくれたので、最後はびしょ濡れの中だったんですけど、自分が思っているよりも良いスコアで回れたので良かった」とコメント。プロ1年目で6位に食い込んだ2019年大会以来の出場となった渋野だが、「2年前はここまで考えてなかったな、と思いながら回っていました。メンタルというよりは技術面だったりマネージメント面で」と自身の成長を振り返った。

 また、昨年から改造に取り組んでいるスイングについては、「アイアンショットに関してもサイドにブレも少なくなった。ドライバーも多少は風の影響も受けたりしてラフに行くこともありましたけど、去年だったり一昨年よりは減ってきていると思う」と手応えを実感している様子だ。

 今後のラウンドに向けては「とりあえず明日予選通過するためにもしっかり気を引き締めて、自分のやるべきことをしっかりやりたい。予選通過したらのびのびとやりたいところですけど、自分のやるべきことを忘れずやりきりたい」と強調。2019年11月以来のツアー優勝に向けて「(優勝)したい思いはあるんですけど、そんなに焦らずやれたらと思います」と思いを明かした。

構成●THE DIGEST編集部