鹿児島県・鹿児島高牧カントリークラブにて開幕した国内女子ゴルフの2021年第３戦『Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント』。大会初日は高橋彩華が８アンダーで回り、２位以下に２打差をつける単独首位スタートを切った。

【PHOTO】自身初の単独首位発進！ツアー初優勝を狙う高橋彩華の厳選ショット！

　今年行なわれた２大会では、ともに15位以内で予選通過したものの、終わってみれば40位、47位と沈んだ高橋。雪辱を期す３戦目の初日は、出だしから幸先良く２連続バーディを見せる。さらにスコアを伸ばして首位グループに並ぶと、16番では今年初のイーグルを奪取。５アンダーで並んでいた他選手を突き放し、この日を１イーグル・７バーディ・１ボギーの「64」でまとめた。

　ラウンド後の会見に臨んだ高橋は「開幕からティショットが良くなくて悩んでいたんですけど、今日はちょっと良くなったかなと思う」と感想をコメント。さらに今日のラウンドを「パターとアイアンの調子が良かった」と振り返り、明日以降の戦いに向けては「あとティショットをいいところに置ければいいという感じなので、ティショットを頑張りたい」と意気込んだ。
  　また、自身初の単独首位に立った心境について「今日が自分の中では出来すぎていて、明日から自分がどうなるんだろう。逆に楽しみですね」と笑顔を見せた高橋。オフに「多い時は１日８時間くらい（練習を）したときもあった」というスイング改造は、「少しずつティショットの乱れが直ってきています」と手応えを感じているようだ。

　首位と２打差の２位タイには、ユン・チェヨン、ペ・ソンウと韓国勢が続き、３打差の４位タイには宮田成華、金田久美子、成田美寿々、渋野日向子、淺井咲希の５選手が並んでいる。前回大会優勝の上田桃子は、２週連続優勝を狙う稲見萌寧らと並んで１アンダー・43位タイにつけた。

構成●THE DIGEST編集部