３月21日、国内女子ツアー『Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント』（鹿児島県・鹿児島高牧カントリークラブ）の最終ラウンドが終了。４位タイから出た小祝さくらが２つスコアを伸ばし、通算10アンダーで今季３勝目を飾った。

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　この日２番でバーディを先行させた小祝は、４番でボギーをたたいてハーフターンを迎える。雨風の強いコンディションで多くの選手がスコアを伸ばせない中、後半は15、16番とテンポよくバーディを重ね、３バーディ・１ボギーの「70」でフィニッシュ。終始安定したプレーぶりで、後続に２打差をつける見事な逆転勝利を収めた。
  　表彰式でフラワーシャワーの祝福を受け、笑顔をはじけさせた小祝。リモート会見では「最後の方に自分の結果を知ったので、それまではみんなが伸ばしているのか伸ばしていないのかわからない状況だった。今できるベストを尽くそうと考えてプレーしていた」とラウンド中の心境を明かしている。

　また、優勝を意識したという後半15番のプレーについては「自分もここは攻めなきゃなという感じで打った」と振り返り、「天候でみんな（スコアを）伸ばしていない状況だったと思うので、ついていたなと思う」と謙虚にコメント。「後半は耐えるホールが多かった中でも、しっかりとボギーにせずにパーを拾っていたのが大きかった」と勝因を振り返った。

　今大会の結果、賞金ランキングは笹生優花、古江彩佳を抜いて３位から首位に浮上。今季の賞金女王を目指している小祝だが、今後へは「まだ３試合目なので気がゆるめられないですし、今週もパットがうまくいかなかったので、もっと上達しなきゃと思う」と気を引き締めた。

構成●THE DIGEST編集部