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ゴルフ

河本結が海外メジャーでベストの「69」をマーク!好調パットを引っ提げてトップ10入りを狙う!

山西英希

2021.04.03

コーチと合流した河本は、ショットを修正して今大会に臨んでいる。(C)Getty Images

コーチと合流した河本は、ショットを修正して今大会に臨んでいる。(C)Getty Images

 今年の海外メジャー第1戦『ANAインスピレーション』2日目、30位タイでスタートした河本結は4バーディ・1ボギーの69で回り、通算4アンダーにまでスコアを伸ばした。順位も30位タイから12位タイに上げ、残り2日間で自身初のメジャーでのトップ10入りを目指す。

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 国内ツアーでも大会によっては予選ラウンドを午前と午後に分けているが、難易度の差で言えば、明らかに米ツアーのほうが大きいだろう。というのも、米国では主流であるベント芝が水分を含んだ時と乾いた時の差が激しいからだ。

 午前スタートはまだ芝が湿っているため、ドライバーショットのランが減るものの、グリーンが比較的まだ軟らかいぶん、ボールが止まりやすい。ところが、芝が渇いてくるとグリーンがどんどん硬くなり、ピンそばどころかグリーン上にボールを止めるのさえ難しくなる。しかも、多くの選手がプレーした後だけに、グリーン上もそれなりに荒れてくる。

 初日が午後スタートながらも1アンダーで回った河本にしてみれば、スタート時間の早かった2日目は回りやすさを感じたのではないだろうか。1番パー4でいきなり9メートルのバーディパットを決めると、2番パー5でも1・5メートルを沈めて連続バーディを奪う。さらに9番パー5でも3打目をピン上4・5メートルにつけてバーディと、前半を33の好スコアでターンした。
 
 風が強くなり、芝が渇き始めた後半は思うようにスコアを伸ばせず、17番を終えた時点でノーバディ・1ボギーと我慢のゴルフが続いていた。

 最終18番パー5は、前日2打目をグリーン左奥の池に入れてボギーを叩いたホール。嫌なイメージが残るところだが、この日は確実に3オン狙いの作戦に出る。残り240ヤードからアイアンで2打目を刻むと、そこからピン左3・5メートルにナイスオン。それを沈めてバーディ締めに成功した。河本にとって「69」は海外メジャーでのベストスコアになる。
 
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