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ゴルフ

「クレイジーな快進撃!」松山英樹のマスターズ単独首位、“圧巻の65”を米絶賛!「すべての視線がヒデキに」

THE DIGEST編集部

2021.04.11

マスターズ3日目、猛チャージで単独首位に躍り出た松山。「65」はオーガスタでの自己ベストだ。(C)Getty Images

マスターズ3日目、猛チャージで単独首位に躍り出た松山。「65」はオーガスタでの自己ベストだ。(C)Getty Images

 望外のラッシュを決め込んだ。

 米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで開催中の『マスターズ』は現地土曜日に大会3日目を消化し、日本の松山英樹が通算11アンダーで単独首位に躍り出た。1イーグル・5バーディ・ノーボギーの「65」でラウンド。この日だけで7つもスコアを伸ばし、ジャスティン・ローズら2位タイの4選手に4打差をつけて、日曜日の最終日を迎える。

【関連ムービー】15番で圧巻イーグル! 松山英樹、マスターズ3日目の“全65ショット”はこちら!

 首位と3打差の6位タイでスタートした直後は、我慢のゴルフが続いた。パーセーブに苦心し、バーディチャンスもなかなか活かせなかったもののボギーを叩くことなく、7番で初のバーディを奪って折り返す。そして後半、怒涛の攻勢に転じるのだ。

 11番でセカンドショットに臨む直前、雷雨のため1時間17分の中断を余儀なくされる。それでも集中力を切らさずに11番、12番で連続バーディを決めると、15番では出色のセカンドショットからピン右1.8メートルに付けて見事イーグルをマーク。さらに16番、17番でもバーディパットを沈め、最高の“ムービングデイ”を貫徹させた。

 そんな松山のハイパフォーマンスを、米ゴルフ専門メディア『Golf Digest』も絶賛だ。「すべての視線はヒデキに注がれる」と銘打った速報記事で、次のように29歳を評した。

「ヒデキ・マツヤマが混戦から一気に抜け出した。雷雨でのインターバルを経て状況は急展開を見せる。ヒデキが12番のバーディでローズに並び、一気に突き放したのだ。13番は3パットに終わったものの、鮮やかだったのが15番。セカンドショットをピン傍に見事につけてイーグルを奪取してみせた。ついにヒデキの時代が来たか? マジカルで信じられないラウンドだ。

 そこから立て続けにバーディを決めて11アンダーに到達。18番はティショットをフェアウェイバンカーに入れてセカンドショットもグリーンを捉えられなかったが、ここでもしっかりリカバーしてパーをセーブした。まさにクレイジーな快進撃を披露し、日本人選手として初のマスターズ単独首位に立ったのである」
 
 さらに同メディアは、松山とともにラウンドしたザンダー・シャウフェレの好成績にも言及。この日4つスコアを伸ばして2位タイに浮上した米プレーヤーに対して、「ヒデキとのペアリングも刺激になった」と伝え、「オーガスタ・ナショナルはしばしばヒデキやザンダーのようなワールドクラスのベストを引き出す。おそらくふたりは最終日でもペアとなるだろう。楽しい一日になりそうだ」と締めくくった。

 松山はともにラウンドしたシャウフェレについて、「そんなに多くの会話はないんですけど、日本語の冗談を言ってくれたりするので、そこで笑ったりしました」と語り、雰囲気の良さを明かしている。

 はたして日本人初のマスターズ制覇なるか。運命の最終日、松山英樹が悲願のメジャー初制覇に邁進する。

構成●THE DIGEST編集部

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