アジア出身ゴルファーとして初めて掴んだ栄冠に、各国メディアからの賛辞が止まない。

　現地日曜日、海外メジャー『マスターズ』が最終日を迎え、日本の松山英樹が通算10アンダーで初優勝を飾った。２位と４打差でスタートし、一時は６打差にまで広げたが、バックナインはボギーが先行するハラハラドキドキの展開。かろうじて１打差で振り切り、日本人として初のメジャー制覇を成し遂げたのだ。
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　この快挙達成に、中国メディアも興奮を隠せない。全国スポーツ紙『新浪体育』は「ヒデキ・マツヤマはアジアの光だ！」と銘打つなど、複数の記事を掲載して一大特集を組んだ。「ドラマチックな展開で優勝を遂げたマツヤマが、日本中のファンに熱狂と感動を運んだ」と記し、次のように伝えている。

「マスターズ最終日、前半を終えて２位に６打差を付けたマツヤマだったが、伝統のトーナメントは29歳に試練を与えた。バックナインだけで４つのボギーを叩いてしまうのだ。それでも大事な場面では集中力を切らさず、18番もボギーで問題なしという状況を作り上げたのである。アジア出身選手として初めてマスターズを制し、歴史にその名を刻んだ」
  　さらに同紙はジャック・ニクラスやタイガー・ウッズら名手のほか、錦織圭、香川真司、菅義偉総理など各方面の著名人が続々と祝福メッセージを寄せている点にも注目。「世界と日本にどれだけ大きなインパクトを与えたかが分かるだろう」と評した。

　そして、2019年に全英オープン優勝を果たした渋野日向子や、今回のオーガスタ女子アマを制覇した17歳・梶谷翼の躍動にも触れ、「日本のゴルフ界は活況を呈している。マツヤマが望むように、次から次へと有望な若きゴルファーが彼に続くだろう」と予測した。

構成●THE DIGEST編集部

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