６月18日、国内女子ツアー『ニチレイレディス』が千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コースにて開幕。大会初日は、ツアー初優勝を狙う田辺ひかりがベテランの全美貞と並び、５アンダーの首位タイ発進を切っている。

　今年は開幕戦の『ダイキンオーキッドレディス』で３位に食い込んだ田辺。インからのスタートとなったこの日は、序盤の12、13番で連続バーディを奪うと、18番でもスコアを伸ばしてハーフターンを迎える。後半もボギーを打つことなく、１、３番でバーディを奪い、第１ラウンドを５バーディの「67」でまとめた。
  　ホールアウト後には「最近ティショットの調子が良くなくて今日もミスが多かったけど、セカンドからは上手くカバーできていた」と内容を回顧。「今週はタッチも合わすことができていて、パッティングについてはストレスなく打てている」と好調をうかがわせている。

　また、初優勝への思いについては「本当にしたいと思っているけど、最近自分のなかで思うようなゴルフができていないので、まずはちょっとずつ良くしていくのを目標にやっている」と謙虚にコメント。「久々に初日からいいスコアが出たので、明日は楽に回れるなという感覚で、今週はそんなに意気込んでない」と現在の胸中を明かした。

　田辺と同スコアに並んだ全は６バーディ、１ボギーで初日をラウンド。今大会は約４年ぶりとなる26勝目を狙う。その１打差につけるのは、野澤真央と森田遥の２選手。今年５勝の稲見萌寧は大里桃子、小祝さくらと並び、１オーバーの56位タイと出遅れている。

構成●THE DIGEST編集部