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格闘技・プロレス

「なぜか心がスッキリしてます」岩谷麻優、5人ゴボウ抜きも“弟子”の心を動かせず。キッドは「大江戸隊で実績を作りたい」

どら増田

2021.07.18

5人抜きに成功した岩谷(左)。しかし、キッドの心は動かなかった。(C)スターダム

5人抜きに成功した岩谷(左)。しかし、キッドの心は動かなかった。(C)スターダム

 ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムは7月17日、東京・ベルサール高田馬場で『CINDERELLA SUMMER TOUR 2021 in TOKYO』を開催。大江戸隊に奪われたスターライト・キッドをSTARSに奪還すべく、岩谷麻優が鹿島沙希、小波、吏南、琉悪夏、フキゲンです★の5人と対戦した。

 岩谷にとっては、全員に勝利しなければ勝ちにはならない(オーバー・ザ・トップルール採用)という不利なルールで臨んだ今回の一戦。5人に勝つことだけでも至難の業だが、それに加えて、ヒールの道を歩むと決めたキッドの心を動かせるのかが最大の難関となる。

 さらに、試合前になって「大江戸隊は岩谷1人に勝てば勝利、岩谷は5人全員に勝ちぬかないと勝ちにはならない」とのルールがアナウンスされ、始めから後のない戦いとなった。しかし、岩谷は大江戸隊のメンバーが次々と現れた4人をゴボウ抜きし、最後のメンバー琉悪夏にムーンサルトプレスを敢行する。

 ここで吏南がレフェリーの足を引いてカウントを止めると、岩谷はフィニッシュを宣言しバックを取る。対する鹿島は鉄パイプで応戦し、大江戸隊が次々と乱入。全員で岩谷を攻撃すると琉悪夏が冷凍庫爆弾を放ち、大江戸隊全員で攻撃を仕掛けた。しかし、ロープに固定しながらの攻撃にレフェリーが反則を宣告。試合は岩谷の反則勝ちとなった。
 
 不完全燃焼ながら5人のゴボウ抜きに成功した岩谷は試合後、「こんな勝ち方は望んでなかったけど、勝ちは勝ち」と感想を明かすと、「こんなに凶器ばっかり反則ばっかり、そんなユニットで、やっていきたいの?答えをハッキリ聞かせてください」とキッドに迫る。

 これに対して、キッドは「麻優さん、私の答えは…(髪をつかんで)岩谷麻優、対角からアナタを超える!私は強制的に大江戸隊に行かせられて1か月が経ったけど、今の私はまだ何も成果を残していない。そんな私が戻っても、ずっと岩谷麻優の相棒、そんなスターライト・キッドはもうイヤなんだよ!」と正直な心境を明かした。

 さらに「でも、私がアナタを超えて対等な立場になったとき、また隣に立つときがやってくるかもしれない。だからいま大江戸隊で実績を積みたい、もっと強くなりたい。私は岩谷麻優にとって最大のライバルになってやるんだよ!これが私の答えだ」と大江戸隊残留を表明。これでキッドは完全に闇堕ちしたと言っていいだろう。
 
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