専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
その他

「1点差ゲームになるとわかっていた」“サヨナラ負け”を喫した対戦国コーチが日本を称賛!「彼女らが最後に成し遂げたんだ」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.25

劇的勝利に喜びを爆発させる日本代表。決勝進出を確定させた。(C)Getty Images

劇的勝利に喜びを爆発させる日本代表。決勝進出を確定させた。(C)Getty Images

 13年ぶりの金メダルに王手だ。

 東京五輪3日目の7月25日、ソフトボール日本代表は1次リーグ第4戦で世界ランク3位の強敵カナダと対戦。延長8回にもつれこむ大接戦を制し、初戦から負けなしの4連勝を飾るとともに、アメリカとの最終戦を待たずして決勝への切符を掴み取った。

 この日は序盤から両チームともに得点を加えられず、無死2塁から始まるタイブレーク方式の延長戦へ突入する。そして、カナダが2度の申告敬遠による満塁策を選択した8回裏、1死満塁の場面で打席に立ったのはキャプテンの山田恵里。ここで見事センター前へのサヨナラタイムリーヒットを放ち、拮抗した試合に決着をつけた。
 
 敗れたカナダ代表のヘッドコーチ、マーク・スミス氏は「今大会では3失点しているが、そのうち2失点は決勝を戦う2チームとの対戦だ。私たちが大きく変わる必要はないと感じている」とここまでの戦いを振り返り、「ただ、もう少しタイムリーヒットは必要」と課題点について言及している。

 さらに、「1点差ゲームになるとわかっていたし、決着が終盤につくかもしれないとも思っていた」と今回の試合展開を予期していたことを明かすと、「何度かチャンスがあったけど、それをものにできなかった」と反省。「彼女らが最後に成し遂げたんだ」と均衡を打ち破った日本代表を称えた。

 26日10時からはアメリカとの1次リーグ最終戦に臨むが、決勝に向けて勢いをつけられるか。熱い一戦に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号