専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
その他

“剥がれた金メダル”の朱雪瑩があらためて熱い胸の内を告白!「だから交換は希望しません」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.26

あらためて金メダルの“価値”を説いた朱雪瑩。殊勝なコメントを連発した。(C)Getty Images

あらためて金メダルの“価値”を説いた朱雪瑩。殊勝なコメントを連発した。(C)Getty Images

 東京五輪の女子トランポリンで金メダルに輝いた朱雪瑩(中国)が、あらためて騒動の渦中に身を投じた。23歳の国民的アイドルは8月24日に公式ウェイボーを更新。一連の“金メダル剥がれ問題”の火消しに努めた。
【PHOTOギャラリー】シュミット、ビロディド、劉霊玲、リパコワに大和なでしこたちも厳選! 東京五輪を彩った美女アスリートを一挙紹介!

 事の発端は、朱雪瑩が23日にアップした金メダルの画像だ。正面の左側に黒いシミのようなものが見え、本人は「最初はなにか汚れでも付いているのかと思い、こすってしまった。そしたらさらに剥がれてしまったんです」と説明。さすがにショックを受けた様子で、「あなたのメダルもこのように表面が剥がれますか?」と他のメダリストに問いかけた。

 これがネット上で拡散すると、メダルの品質に対するバッシングが吹き荒れた。全国スポーツ紙『新浪体育』も「なんと金メダルが剥げてしまうとは!」と銘打ち、「今回のメダルは日本の電化製品で出たリサイクル金属で作られていた。環境を重視した画期的な発想だが、それはそれ。このようなメダルを手にした選手は可哀そうだ。残念な出来映えと言うほかない」と辛辣に論じた。

 一方で、意図せず炎上させてしまった朱雪瑩は大慌て。火曜日夜にみずからカメラの前に立ち、動画でフォロワーに語りかけた。

「まさかこれほどの大騒ぎになって、(ウェイボーの)ホットワード・トップ3に入るなんて想像もしていませんでした。いまは少し怖く感じています。だからちゃんと説明させてください。まず、メダルの表面が剥がれて驚きました。そして私と同じような経験をしている選手がいるのかなと思い、画像を投稿させてもらったんです。ただ、私はメダルの交換を希望しません。なぜなら大切なのは、メダルの背景にある選手の努力、そして祖国のために勝ち取った栄誉だからです。一部分が剥がれたからといって、メダルの価値は変わりません。だから、交換など望んでいないのです」

 さらに朱雪瑩は、今回のメダルが日本の電化製品で出たリサイクル金属で作られている事実にも触れ、「とても環境に配慮していて、意義深いと思う。私はこういうのは好き」と話し、笑みを浮かべた。
 
 25日にはこの件に関して、東京パラリンピックの取材で来日している中国全国紙『環球時報』の記者が、大会組織委員会に直撃した。担当者によると、画像で確認できる剥がれ落ちた部分は金メッキではなく、細かい傷やへこみ、汚れから保護するために塗られた特殊なコーティング膜だったという。そのうえで「塗膜が剥がれても、メダル自体の品質に影響はないと考えます」との回答を紹介している。

 動画の最後で朱雪瑩は「今回メダルを獲得した選手に同じことが起こらないように祈ります」と話し、「そしてみなさん、パラリンピックの中国代表選手を応援してください!」と呼びかけた。

構成●THE DIGEST編集部

【関連フォト】朱雪瑩が公開した実際の“剥げてしまった金メダル”はこちら!

【PHOTOギャラリー】とびきりの美女揃い! 韓国の人気チアリーダー“トップ8人”を厳選フォトで一挙紹介!
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号