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モータースポーツ

大クラッシュから九死に一生を得た美女ドライバーが美腹筋ビキニを披露!「とても怖かったけど…」

甘利隆

2021.09.23

フィッセールは「応援のメッセージを送ってくれたファンの皆さんに心から感謝しています」とコメントを発信した。(C)Getty Images

フィッセールは「応援のメッセージを送ってくれたファンの皆さんに心から感謝しています」とコメントを発信した。(C)Getty Images

 伝統のグランプリコース、ベルギーのスパ・フランコルシャンで開催された、女性ドライバーのみによって争われるチャンピオンシップ、Wシリーズ・第5戦の予選で多重クラッシュに巻き込まれたベイスク・フィッセールが、自身のSNSで元気な姿を見せてくれている。

 ポールポジションを狙い、フランス語で「赤い水」を意味する名物の高速コーナー、オー・ルージュをアクセル全開で駆け抜けた彼女の前で先行するマシンがスピン。後続を走ってきた複数台が突っ込んで玉突き状態となり、それらに乗り上げた26歳は宙を舞ってアスファルトに叩き付けられ、さらに後方から迫るマシンにも追突されるという壮絶な事故に遭遇した。

 幸い大事には至らず、フィッセールは「とても怖かったけど、私の肩には天使がいました。医療スタッフやマーシャルが迅速に対応してくれたこと、応援のメッセージを送ってくれたファンの皆さんに心から感謝しています」とコメントを発信。ちょうど1週間後に母国オランダのザントフォールトで行なわれた第6戦で復帰し、事故の際に傷めた肋骨の痛みに悩まされながらも12位で見事に完走を果たした。

 近くで目撃した人によると、彼女は自分からマシンを降りたが、明らかにかなりの痛みを感じていた様子だったそうで、計6台が被害に見舞われたこの日の出来事は、オランダのメディア『AD.nl Sport』でも「悲惨な事故から一夜明けてホッとする“肩の上の天使”」との見出しで大きく報じられた。
 
 見通しの良くないこのコーナー付近では、2年前のF2レースで将来を嘱望されていた22歳のフランス人ドライバー、アントワーヌ・ユベールが多重クラッシュが原因で亡くなっており、その安全性については議論が繰り広げられている。

 10月にアメリカで開催される第7戦までしばらくインターバルが空くため、現在は少し遅めのバカンスをスペインで満喫しているようで、鍛え上げられた腹筋がまぶしいビキニ姿を最新の投稿で披露。このポストには同じくWシリーズを戦うマルタ・ガルシア・ロペスからをはじめ、合計で1万を超える「いいね!」が付き、「あなたはジムの使い方をよく知っていますね!」「Wシリーズのピンナップカレンダーみたい!」「いい天気、いい青空。次のレースでの活躍が楽しみです!」といった声が世界中から集まった。

 また、フィッセールは、アルファロメオF1の開発ドライバー及びアンバサダーを務め、全日本スーパーフォーミュラ選手権でもおなじみのタチアナ・カルデロン、2018年のマカオGPで負った脊椎骨折から復活。先日、DTM(ドイツツーリングカー選手権)で初ポイントを獲得したソフィア・フローシュとの美女トリオでリシャール・ミル・レーシング・チームからWEC(世界耐久選手権)にも参戦。今年はフローシュが決勝レース中にアクシデントに遭い、リタイアに終わってしまったものの、3人でル・マン24時間耐久レースに2年連続でチャレンジしている。

 しばらく消化不良のレースが続いているが、Wシリーズ初開催となった2019年(2020年は新型コロナウイルスの影響により不開催)にはランキング2位を獲得した実力の持ち主。きっと休暇明けにはプールで見せたような輝く姿をサーキットでも披露してくれるに違いない。

【関連画像】美女ドライバーのフィッセールが披露した美腹筋ビキニ姿はこちら!

文●甘利隆
著者プロフィール/東京造形大学デザイン科卒業。都内デザイン事務所、『サイクルサウンズ』編集部、広告代理店等を経てフリーランス。Twitter:ama_super
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