10月18日、新日本プロレスは横浜武道館で、最強戦士決定戦『G1クライマックス31』Aブロック公式戦最終戦を開催。大注目のメインイベントでは、飯伏幸太(6勝2敗)とKENTA(6勝2敗)が、ファイナルを懸けてぶつかった。
【動画】凄まじい大激闘! 互いに譲らなかったKENTAと飯伏の熱き攻防戦をチェック
この日、同点だった鷹木信悟が高橋裕二郎と両者リングアウトで引き分け。さらにザック・セイバーJr.が、タンガ・ロアに敗れるという波乱が起きたため、この試合の勝者がG1決勝に進出する運びとなった。
試合はKENTAがラフファイトを駆使しながら相手を翻弄。やりたい放題のパフォーマンスで終始ペースを握り続ける。しかし、終盤に流れが一変する。苦戦していた飯伏がコーナー最上段からテーブル上のKENTAにダイビングボディプレスを炸裂したのだ。
なんとかリングに戻ったKENTAは必殺のGo 2 sleepを狙うも、飯伏はこれを回避して、すかさずジャンピングニーをお見舞い。矢継ぎ早に背後からリバースのカミゴェを決めると、最後は正調のカミゴェを浴びせてカウント3をもぎ取った。
激戦を制してG1決勝への扉を開いた飯伏は「優勝するチャンスを掴むことが出来ました! 4度目の優勝決定戦! そしてそのチャンスを僕は絶対に逃さない。3連覇してみせます。僕は何からも逃げない!負けない!諦めない!そして、絶対に裏切らないから!」と3連覇をファンに約束して大会を締めた。
バックステージで飯伏は、荒い息を整えてから、「まだ終わってない」とポツリ。そして、こう続けた。
「こういう言葉は使いたくないけど、ホントに、限界突破したんじゃないかと思ってますけど、まだ終わってない。まだ終わってない。4度目の優勝決定戦。3回目の優勝、必ず、必ず守るから。お願いしますよ、Bブロック。誰が上がってくるんですか? 待ってますから」
一方、この大一番を前にSNS上で"舌戦"を繰り広げてきたKENTAは、「言ったじゃん、アイツおかしいって。イブコーおかしいよ。でも、俺は、ああいう狂ったイブコーとやりたかった」と語り、文字通りの激闘を振り返った。
「イブコー、ヤバかったよ。アイツやべぇ。いろんな意味でやべぇよ。言うことなし。まぁ結局、俺が今シリーズ通して何が言いたいかっていうと、まぁいろいろ人の悪口言って、『アイツダセぇ』とか、『アイツやべぇ』とかいろいろ言ってきたけど、結局、40にしてこんな髪の色して、棒に恋して、その未練をここで語って、一番やべぇのは俺なんじゃねぇの?ってこと」
去り際に「楽しかったよ」と"本音"をこぼしたKENTA。この試合は彼にとってバレットクラブに入ってからは、最も輝いた試合だったと言ってもいい。間違いなく今年の『G1』ベストバウト候補だ。
とにかくAブロックは飯伏が10.21日本武道館大会で行なわれる優勝決定戦に駒を進めた。そんな王者と相対するBブロックを勝ち抜くのは、ジェフ・コブか、オカダ・カズチカか、EVILか――。誰が来ても激闘が予想できるだけに注目したい。
◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス31』
2021年10月18日
神奈川・横浜武道館
観衆 874人
▼『G1クライマックス31』Aブロック公式戦(30分1本勝負)
○飯伏幸太【14点】(26分16秒 片エビ固め)KENTA【12点】●
※カミゴェ
※飯伏がAブロック1位となる。
文●どら増田
【動画】凄まじい大激闘! 互いに譲らなかったKENTAと飯伏の熱き攻防戦をチェック
この日、同点だった鷹木信悟が高橋裕二郎と両者リングアウトで引き分け。さらにザック・セイバーJr.が、タンガ・ロアに敗れるという波乱が起きたため、この試合の勝者がG1決勝に進出する運びとなった。
試合はKENTAがラフファイトを駆使しながら相手を翻弄。やりたい放題のパフォーマンスで終始ペースを握り続ける。しかし、終盤に流れが一変する。苦戦していた飯伏がコーナー最上段からテーブル上のKENTAにダイビングボディプレスを炸裂したのだ。
なんとかリングに戻ったKENTAは必殺のGo 2 sleepを狙うも、飯伏はこれを回避して、すかさずジャンピングニーをお見舞い。矢継ぎ早に背後からリバースのカミゴェを決めると、最後は正調のカミゴェを浴びせてカウント3をもぎ取った。
激戦を制してG1決勝への扉を開いた飯伏は「優勝するチャンスを掴むことが出来ました! 4度目の優勝決定戦! そしてそのチャンスを僕は絶対に逃さない。3連覇してみせます。僕は何からも逃げない!負けない!諦めない!そして、絶対に裏切らないから!」と3連覇をファンに約束して大会を締めた。
バックステージで飯伏は、荒い息を整えてから、「まだ終わってない」とポツリ。そして、こう続けた。
「こういう言葉は使いたくないけど、ホントに、限界突破したんじゃないかと思ってますけど、まだ終わってない。まだ終わってない。4度目の優勝決定戦。3回目の優勝、必ず、必ず守るから。お願いしますよ、Bブロック。誰が上がってくるんですか? 待ってますから」
一方、この大一番を前にSNS上で"舌戦"を繰り広げてきたKENTAは、「言ったじゃん、アイツおかしいって。イブコーおかしいよ。でも、俺は、ああいう狂ったイブコーとやりたかった」と語り、文字通りの激闘を振り返った。
「イブコー、ヤバかったよ。アイツやべぇ。いろんな意味でやべぇよ。言うことなし。まぁ結局、俺が今シリーズ通して何が言いたいかっていうと、まぁいろいろ人の悪口言って、『アイツダセぇ』とか、『アイツやべぇ』とかいろいろ言ってきたけど、結局、40にしてこんな髪の色して、棒に恋して、その未練をここで語って、一番やべぇのは俺なんじゃねぇの?ってこと」
去り際に「楽しかったよ」と"本音"をこぼしたKENTA。この試合は彼にとってバレットクラブに入ってからは、最も輝いた試合だったと言ってもいい。間違いなく今年の『G1』ベストバウト候補だ。
とにかくAブロックは飯伏が10.21日本武道館大会で行なわれる優勝決定戦に駒を進めた。そんな王者と相対するBブロックを勝ち抜くのは、ジェフ・コブか、オカダ・カズチカか、EVILか――。誰が来ても激闘が予想できるだけに注目したい。
◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス31』
2021年10月18日
神奈川・横浜武道館
観衆 874人
▼『G1クライマックス31』Aブロック公式戦(30分1本勝負)
○飯伏幸太【14点】(26分16秒 片エビ固め)KENTA【12点】●
※カミゴェ
※飯伏がAブロック1位となる。
文●どら増田