格闘技・プロレス

G1決勝は飯伏vsオカダに決定! 激闘を制した“レインメーカー”は「お客さんはワクワクして、寝なさいよ」と自信【新日本】

どら増田

2021.10.21

モンスターと化したコブとの激闘を制したオカダ。7年ぶりにG1ファイナルの舞台にたどり着いた。写真:徳原隆元

 10月20日、新日本プロレスは日本武道館で最強戦士決定戦『G1クライマックス31』Bブロック公式戦最終戦を開催。注目を集めたメインイベントでは、優勝決定戦進出を懸けてオカダ・カズチカ(7勝1敗)とジェフ・コブ(8勝0敗)が激突した。

 今年三度目となる両雄のシングルマッチは、これまでと同様に、スケール感の溢れる激闘となる。そんなかで雌雄が決したのは終盤だった。

 コブが相手のお株を奪う掟破りのツームストンパイルドライバーから旋回式ツームストンパイルドライバーを炸裂。さらに雪崩式ツアー・オブ・ジ・アイランドを狙いにかかるが、これにオカダがDDTで応戦。ここで一気にトドメを刺しに出たオカダは開脚式のツームストンパイルドライバーから必殺のレインメーカーで、粘るコブからカウント3をもぎ取った。

 7年ぶりのG1ファイナル進出を決めたオカダは「明日でこの熱い熱い秋が終わります。もうさ、ここでオレが何言おうと、明日の勝者がすべて持っていきます」と力強く語ると、最後は「『G1クライマックス』に、カネの雨が降るぞー!」と叫んで大会を締めくくった。
 
 バックステージでもオカダは冷静だった。「まあ優勝決定戦が決まっただけなんでね。別に優勝というわけじゃないですし、もう時間もないんでね。明日なんで」と淡々とコメント。そして凶暴性を増したコブについて、「強かった。本当に最強のジェフがいたんでね。しっかりと勢いを落とすことなくまた行けるんじゃないかなと思います」と振り返ったうえで、興奮気味に飯伏戦を展望した。

「明日のことに関しては明日すべてが分かると思いますし、それまでワクワクしてて。明日、仕事で見れなかったとか、そんな損なことはないんでね。選手だけじゃなくスタッフもそうですし、一番はこの新日本プロレスの『G1クライマックス』を楽しみにしているお客さんはワクワクして、しっかり寝なさいよ。ワクワクして寝られない……。ドラマだったら1週間先かもしれないけど、『G1クライマックス』は明日なんでね。ワクワクしてください」

 果たして今年の覇者は三連覇の飯伏か? IWGP戦線復帰を狙うオカダか? いよいよ最強戦士が決まる。

【動画】コブとのハイレベルの攻防! 技術と力で凌駕したオカダのパフォーマンスをチェック

◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス31』
2021年10月20日
東京・日本武道館
観衆 2088人
▼『G1クライマックス31』Bブロック公式戦(30分1本勝負)
○オカダ・カズチカ【16点】(23分35秒 片エビ固め)ジェフ・コブ【16点】●
※レインメーカー
※オカダがBブロックを1位通過。

文●どら増田
NEXT
PAGE
【動画】コブとのハイレベルの攻防! 技術と力で凌駕したオカダのパフォーマンスをチェック