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「あるまじき行為だ!」選手村のベッド破壊、部屋の壁に穴、帰国便で乱痴気騒ぎ…豪州選手たちに批判噴出!<2021百選>

THE DIGEST編集部

2021.12.22

激闘を繰り広げた東京五輪。その裏では、羽目を外した選手もいたようだ。(C)Getty Images

 2021年のスポーツ界における印象的なシーンを『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、東京五輪で来日したオーストラリア選手の不祥事について取り上げる。選手村や帰国便など競技外で羽目を外した選手の行動には、批判が相次いだ。

記事初掲載:2021年8月4日

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 立つ鳥跡を濁さず、ということわざがあるが、今回のオリンピアンたちには当てはまらないようだ。

 8月3日、東京五輪・オーストラリア選手団のイアン・チェスターマン団長が記者会見を開き、一連の不祥事に関して謝意を示した。

 同団長はまず、とある競技の同国代表選手たちが帰国直前に選手村でパーティを催して騒いだ挙げ句、複数のダンボールベッドを壊し、いくつかの部屋の壁に穴を開けたと釈明。批判の声が噴出していることを受け、「あるまじき行為であり、受け入れがたい。いずれもダメージは軽微だが、許されるものではない」と断じた。一方で、選手名や競技の名は明らかにされていない。

 さらに先週金曜日には、シドニーへの帰国便でトラブルが発生した。競技を終えたサッカー男子代表と7人制ラグビー男子代表がともに日本航空便に搭乗し、ほぼ全員が泥酔状態となる。客室乗務員が着席やマスクの着用を求めても無視し続け、嘔吐によってトイレを使用不可能にしたり、保管されていた酒を強奪するなど、蛮行を繰り返したという。
 
 日本航空は非公式ながらオーストラリア五輪委員会に苦情文を寄せ、同委員会はサッカーとラグビーの管轄協会に対して調査に乗り出すよう指示。マット・キャロル委員長は「完全に失望しているが、選手たちは猛省しており、あとは各協会に対処を委ねる」と話し、先述のチェスターマン団長は「若者は過ちから学ぶものと期待したい」とコメントしている。

 競技者としてのプレッシャーから解放され、ハメを外してしまったのだろうが……。やはり何事も、やりすぎには注意である。

構成●THE DIGEST編集部

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