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格闘技・プロレス

連日続くEVILたちの暴走も余裕。“闘犬”石井智宏が見せる意地「俺は金属バットで殴られてきたんだよ!」【新日本】

どら増田

2021.12.24

卑劣なベルト攻撃などEVILの暴走が続く。そのなかで一矢報いた石井は「すべて想定内なんだ」と誇った。(C)新日本プロレス

卑劣なベルト攻撃などEVILの暴走が続く。そのなかで一矢報いた石井は「すべて想定内なんだ」と誇った。(C)新日本プロレス

 12月23日、新日本プロレスは『Road to TOKYO DOME』後楽園ホール4連戦の3戦目を開催。今シリーズは年明けの1月4日、5日に東京ドームで開催される『レッスルキングダム16 in 東京ドーム』の前哨戦となる。
【動画】EVILの暴走に憤慨! 止まらない石井が見せた怒りの急襲シーン

 第4試合では石井智宏&天山広吉&小島聡&YOHと、EVIL&高橋裕二郎&ディック東郷&SHOのバレットクラブ内ユニット「HOUSE OF TORTURE」(H.o.T)が対決した。

 ドーム二連戦を見据えた前哨戦ともなったこの試合は、意外にも石井がリングインすると同時に“怨敵”のEVILに急襲。YOHも元相棒のSHOと渡り激しくやり合う展開となる。

 しかし、大乱戦のなかで、今宵も敵チームの分断に成功したH.o.Tは、EVILのベルト攻撃でダウンした天山を、東郷がそのままカバー。これでカウント3がもぎ取ってしまう。

 まさかの3戦連続の暴走勝利に怒り心頭のYOHは試合後、レンチを持ち出したSHOとEVILに渾身のトラースキックを炸裂。同じく、連日の暴挙にはらわたが煮えくり返っている石井もラリアットでEVILを場外に吹っ飛ばして一矢を報いた。
 
 見事に仕返しを喰らったH.o.T。しかし、バックステージには上機嫌に登場。裕二郎が「石井、不遇な時代すごして、でもよ、いまはビッグヘッド、ストゥーピッド(愚か)! なにコラ、タココラ、コーラ飲みすぎて、頭イカれちまったのか、オイ!?」と陽気にラップを披露。SHOは「ナメたマネしやがって。俺は言った。『オメェにはもう利用価値がない』ってな。俺も、お前を利用してた時間、返してやるよ」と不気味に言い放ち控室へ去って行った。

 一方、石井は「4人でボコられようが、ベルトで殴られようが、見ろ。ノーダメージだ。言ってんだろ? 俺はそう簡単に壊れねぇんだよ」と余裕の表情を浮かべた。

「俺は壊せねぇんだよ。あいつらのやってることはすべて想定内なんだ。俺はな、過去に、金属バットで殴られ、コンクリに頭から落とされ、ビール瓶の破片で額を切られ、イスで頭をカチ割られ、そういう試合を何度もやってきたんだ。だからよ、あいつらみたいに新日本育ちのお坊っちゃんの反則なんかどうってことねぇんだよ! オイ! お子ちゃまなんだよ、お前らは、オラ! ドーム、覚悟して上がってこい、EVIL の坊っちゃん」

 数多の修羅場をくぐり抜けてきた男の維持はやはり伊達ではない。石井はEVILとのタイトルマッチで、積み重ねてきた経験を見せつける試合をすることで、H.o.Tごとねじ伏せる算段だ。

◆新日本プロレス◆
『Road to TOKYO DOME』
2021年12月23日
東京・後楽園ホール
観衆 563人
▼8人タッグマッチ(30分1本勝負)
石井智宏&●天山広吉&小島聡&YOH(12分02秒 体固め)EVIL&高橋裕二郎&ディック東郷○&SHO
※EVILのベルト殴打。

文●どら増田
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