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アイスダンスは小松原組が優勝、北京五輪に向けて大アピール! “かなだい”はFDで得点上回るも及ばず【全日本フィギュア】

THE DIGEST編集部

2021.12.25

安定した演技をみせた小松原組。写真:塚本凜平(THE DIGEST写真部)

 12月25日、さいたまスーパーアリーナでフィギュアスケートの全日本選手権が3日目を迎え、アイスダンスのフリーダンス(FS)が行なわれた。

 リズムダンス(RD)では68・16点で首位に立った小松原美里・小松原尊組は、映画『SAYURI』の音楽で演技を披露。夏木マリさんの日本語ナレーションを追加し、衣装や構成もバージョンアップした内容でFD110・01点、総合178・17点で優勝し、同大会4連覇を果たした。

 RDで転倒し、63・35点で2位発進となった村元哉中・高橋大輔組は、『ラ・バヤデール』をクリスマスのカラーリングを意識した衣装で演技した。息の合った演技をみせ、リフトやツイヅルもそろえ、FDでは小松原組を上回る112・96点を叩き出したが、総合176・31点で2位と1・86点及ばなかった。

【全日本フィギュアPHOTO】 "かなだい"まさかの転倒も2位発進!小松原組が首位となったアイスダンス・RDを特集!
 
 3位には高浪歩未・西山真瑚組(90・19点/総合148・29点)、平山姫里有・立野在組(88・46点/総合147・39点)が続いた。

 今回の全日本は、北京五輪のほか、今後に予定されている国際舞台の選考も兼ねている。アイスダンスで日本が確保している北京五輪への枠「1」に対し、RD、FSを手堅くそろえた小松原組が大きくアピールに成功した。代表は26日の男子シングル、フリースケーティング終了後に発表される。

構成●THE DIGEST編集部

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