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ラグビー

「非常に深刻に扱われる」ラグビー元豪州代表の日本での逮捕に母国メディアも注目「将来が大きく危ぶまれることに」

THE DIGEST編集部

2022.01.02

昨年まで13人制で活躍したブレイク・ファーガソン。今季から日本でプレーする予定だった。 (C) Getty Images

昨年まで13人制で活躍したブレイク・ファーガソン。今季から日本でプレーする予定だった。 (C) Getty Images

 新リーグ開幕直前の日本ラグビー界に激震が走った。

 今月7日に開幕するラグビー「リーグワン」1部のNECグリーンロケッツ東葛は、所属するブレイク・ファーガソンが先月30日に違法薬物所持の疑いで逮捕されたことを発表した。

 ファーガソンは今季からNECに加入した31歳。13人制ラグビーの豪州代表に選出された経験を持ち、昨年から15人制に転向している。

 この逮捕を受け、ファーガソンの母国メディアも反応した。豪日刊紙『Sydney Morning Herald』は、逮捕に至るまでの経緯を紹介したうえで、「ファーガソンのNECでの将来が大きく危ぶまれることになった」と伝えた。

 日本ラグビー界では2020年3月にも、日野レッドドルフィンズの所属選手による薬物使用で、前身のトップリーグが中断したことがある。同メディアはこれらの前例を踏まえ、以下のように日本の対応の厳格さを紹介した。
 
「違法薬物に対して“ゼロ・トレランス(毅然たる対応)”の態度をとる日本では、薬物スキャンダルは非常に深刻に扱われる」
 
 また、過去の処分について、「何人かは、それぞれのクラブから解雇された後、執行猶予付きの実刑判決を受けた」と言及。ラグビーにおけるキャリアだけでなく、その後の生活への影響も触れている。

 世界トップクラスの選手が集い、満を持して開幕を迎えるはずだったリーグワン。思わぬ形で、新リーグ開幕の機運に水が差されることとなった。

構成●THE DIGEST編集部

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