１月８日、東京女子プロレスは神戸芸術センターで「Tokyo Joshi 2022 Winter～神戸公演～」を開催。同大会で開幕した「第2回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」では、宮本もか、荒井優希（SKE48）組がキャリアで勝る原宿ぽむ、桐生真弥組を破り1回戦を突破した。

　昨年5月4日にデビューして以降、荒井は宮本と幾度も対戦してきた。それだけに今回タッグ結成においては、ふたりのコンビネーションが不安視されたが、そんな声を一掃する試合を見せた。

　宮本組は原宿のスネ蹴り、大型の桐生のパワーに防戦に回る場面もあったが、宮本のゼロ戦キックから、荒井が串刺し式のビッグブーツを決める好連係も披露。そして最後は荒井がフルネルソンバスターから必殺のFinally（カカト落とし）を原宿にたたき込んで3カウントを奪取したのだ。
  　デビューから2年目の宮本と1年目の荒井が先輩超えを果たした。ゆえに試合後には喜びの感情が溢れ出た。

　バックステージに登場した荒井は、「ずっと（宮本とは）闘ってばっかりで。タッグを組むのは初めてだったんですけど、たくさん闘ってきた分、お互いに負けず嫌いなのも知ってるので。こうやって1回戦を突破することができてホントにうれしいし、1回戦だけで満足せずにここからも勝てるように頑張りたいなって思います」と笑みを浮かべた。

　注目の2回戦は1月20日、新宿FACEでの鈴芽&遠藤有栖戦になるが、宮本は「次はありすず（鈴芽&遠藤）さんで、全員同い年なので。最近ありすずさんの勢いもすごいので、このまま勝って、突破していきたいと思ってます」と必勝を期した。

◆東京女子プロレス◆
『Tokyo Joshi 2022 Winter～神戸公演～』
2022年1月8日
兵庫・神戸芸術センター
観衆　234人（超満員）
▼第2回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント1回戦（時間無制限1本勝負）
●原宿ぽむ＆桐生真弥（13分39秒　片エビ固め）宮本もか＆荒井優希○
※Finally

文●どら増田