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「日本のレジェンドに並んだ偉業だ!」五輪8度目の出場を飾った49歳独スピードスケート戦士に海外メディアも驚嘆【北京五輪】

THE DIGEST編集部

2022.02.06

レースは最下位に終わるも、笑顔を浮かべたペヒシュタイン。その振る舞いに世界が賛辞を贈った。(C)Getty Images

レースは最下位に終わるも、笑顔を浮かべたペヒシュタイン。その振る舞いに世界が賛辞を贈った。(C)Getty Images

 熱戦が繰り広げられている北京五輪。各国の精鋭たちがしのぎを削るなか、ひとりのベテラン戦士が各国メディアにクローズアップされた。現地時間2月5日に行なわれた女子スピードスケート3000メートルに出場したクラウディア・ペヒシュタイン(ドイツ)だ。

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 今月22日で50歳の彼女は、1992年のアルベールビル大会で初めて五輪に出場して以降、今回が8度目の出場となる。結果は、日本の高木美帆が記録した4分1秒77(4位)より15秒39も遅いタイムで20位の最下位に終わった。

 それでもレース直後にやり切ったような表情を浮かべ、サムズアップもした。世界が注目する舞台を楽しんでいるかのような、そんなペヒシュタインの振る舞いは、緊張感を漂わせた他の選手たちとは一味違ったものだった。

 レース後のフラッシュインタビューで、「自分がここまで来るとは思っていなかった」と笑ったペヒシュタイン。老いてなお意気軒昂といった様子の49歳には、各国メディアもこぞって賛辞を贈る。
 

 米放送局『NBC Sports』はノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(土屋ホーム)と並ぶ五輪出場回数について、「日本のレジェンドと肩を並べたのは、間違いない偉業だ」と絶賛。また、冬季スポーツを熱心に取り扱うブルガリア・メディア『Sportal』も、「伝説的なスケーターが五輪に新たな歴史を築いた」と褒めちぎった。

 金字塔ともいうべき出場記録を打ち立てたペヒシュタインは、レース後に「結果はそれほど重要じゃなかった」と語り、自身の胸中を赤裸々に明かしている。

「私は女性では初めて8回もオリンピックに出られたアスリートになれた。いまは、そのことが、何よりも誇りに思う。本当に特別な大会になった」

 ずばり、「ギブアップは私の選択にはない」と力説する49歳。現地時間2月19日に行なわれるマススタートにも参戦予定の彼女の滑りから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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