２月12日、北京五輪のカーリング女子1次リーグ第４戦が行なわれ、日本代表のロコ・ソラーレはロシアオリンピック委員会（ROC）と対戦。10-５で前日のカナダ戦からの３連勝を飾った。
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　午前中に行なわれたデンマーク戦で、最終エンドでの逆転劇を演じた日本。しかし、この試合では、ROCに序盤から先手を取られて苦戦。さらに選手たちが「氷が重いね」と口にしたストーンの滑りの悪さにも影響され、前半戦（第５エンド）終了時点で、２-４とビハインドを負った。

　ショット成功率が74％と精彩を欠いた日本。しかし、５分間の休憩時間に行なわれる“もぐもぐタイム”で、「ウエイトだけ合わせていこう」と修正点を話し合ったチームは粘り強さを見せる。５-２とされた第７エンドには、３点をもぎ取るビッグエンド（３点以上を取ること）を決めて同点とした。 　日本は不利とされる先攻で迎えた第８エンドでも丁寧な攻めからロシアのミスショットを誘発して１点のスチールに成功。ここで今日初めてリードを奪って流れを引き寄せると、第９エンドでもスチールで１点を加点して着実に差を広げていった。

　最終エンドも相手の講じる策を潰しながら、３点を奪取するビッグエンドに成功。４エンド連続でポイントを重ねた日本は２試合連続の逆転勝ちを収め、１次リーグの対戦戦績を３勝１敗とした。

　難しい氷面状況のなかで強豪国とのハイレベルな争いを制し、ロコ・ソラーレのメンバーは思わず涙。試合後のフラッシュインタビューでスーパーショットを連発した吉田知那美は「気合でアイスをコントロールするしかないと思っていて、本当に気合で押し切った」と振り返った。

　弾みをつけた日本は、中１日で中国、韓国とのダブルヘッダーが控える。藤澤五月は「今日は本当にチーム全員で勝ち取った勝利だなと。明日はリラックスしたり、色々と話しながら準備したい」と自信をのぞかせた。

構成●THE DIGEST編集部

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