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“Zマーク”で物議の体操選手に「1年出場停止を検討」と露メディアが報道。代表コーチは「ウクライナからの圧力で決断している」と不服

THE DIGEST編集部

2022.03.21

世界的な騒動となっている体操W杯での“Zマーク問題”。はたして渦中のクリアクには、どんな処分が下されるのだろうか。(C)Getty Images

世界的な騒動となっている体操W杯での“Zマーク問題”。はたして渦中のクリアクには、どんな処分が下されるのだろうか。(C)Getty Images

 ロシア軍によるウクライナ侵攻が続くなか、スポーツ界で“ある騒動”が波紋を広げている。

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 事の発端は、現地時間3月6日にカタール・ドーハで行なわれた、体操種目別ワールドカップ(W杯)男子平行棒での一幕。同種目で銅メダルを獲得したイワン・クリアク(ロシア体操連盟=RGF)のユニホーム胸部に、ロシア軍のシンボルである“Z”マークが貼りつけられていたのだ。

 これを「ショッキングな振る舞い」と断じた国際体操連盟(FIG)は、体操倫理財団へ懲戒手続きを要請していたが、ここで同選手とコーチ2人に「1年間の出場停止処分」を下す可能性が浮上したという。現地時間20日、ロシア国営通信社『タス通信』が報じている。
 今回、同局の取材に応じたのは、クリアクとともに処分の対象となっている、ロシア代表コーチのバレンティナ・ロディオネン氏だ。今回のようなFIGの動きについて、「国際連盟はウクライナからの圧力で決断を下しており、なかには我々の生涯失格を主張する者もいる」とコメントしている。

 また、同大会に参加していたウクライナ勢の振る舞いにも不満があるようで、「彼らは大会のルールをすべて破った」と指摘。「国旗に包まれて壇上に現れ、我々の子たちが表彰式へ参加するのを拒否したんだ」と続け、「長いコーチングキャリアの中で、こんな屈辱を味わったことはない」と怒りが収まらない様子だ。

 なお、ロディオネン氏によると、これらの処分は3月末までに体操倫理財団によって下される見込みだという。

構成●THE DIGEST編集部

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